アクションカメラ「MATEcam Nautilus」
販売者(中国のメーカー直販)から提供を受けてレビューする。Amazonの倉庫には置いておらず、中国からの発送で半月して到着。このカメラは「MATECam Nautilus」という製品で、30m防水スポーツカメラでありGセンサーやWi-Fi搭載しており、ビデオ解像度1080P 30fps/720P 60fps、静止画10M、動体関知やタイプラプス機能など、多彩な撮影に対応している。カメラのパッケージ。パッケージ内容。カメラ、USBケーブル、AVケーブル、マウント、両面テープ2枚、説明書(英語)、ゴムキャップの予備。説明書は英語のみ。GoProやSJCAMのようなデザインでなく、長方形の箱形になっている。上部にはボタン3つとLEDインジケーターがある。カメラ部。カメラ部の反対側はゴムキャップになっており、開くとmicroSDカードスロットとmicroUSBポートが現れる。このゴムキャップの防水性は30mあるのだろうか。ゴムキャップは予備が付属。マウントとカメラにつけたとき。一般的なカメラスタンドに取り付けられるねじ穴がある。付属AVコードを使うとテレビに映し出すことができる。microUSBポートに差し込む。このカメラ、液晶パネルは搭載しておらず、3つのボタンで操作し、状態はLEDインジケーターの色と点滅状態で確認するようになっている。このため使い勝手はわかりにくく、使いづらい面が多い。特に説明書が英語のみで、それも小さくて見にくい。拡大して見たところいろいろな使い方がわかってきた。その説明書も最小限のことだけで、説明不足のため理解できないことも多い。カメラの多彩な機能を使いこなすことは難しく感じる。わかってしまえば、いろいろな機能を使うことができる。特に細かい設定をしたり、動作モードを変更するには、microUSBのルートに「UPDATE.TXT」というファイルを入れて次のような内容を入れる。これがこのカメラの肝なのである。カメラが起動時にこのファイルの内容を読んで設定してくれるのだ。説明書にも一応書かれているのだが説明不足である。*******設定ファイル UPDATE.TXTの詳細**********UPDATE:Y>カメラ設定の変更>NもしくはY, 初期値:N, カメラの設定を変更するときはNをYに書き換えるTime:2015/03/31-21:52:00>カメラの時間設定>設定したい時間に書き換えるImage Size:1>静止画のサイズ設定>値は1から7, 初期値:1, 1(10M), 2(8M), 3(6M), 4(5M), 5(3M), 6(2M), 7(VGA)Seamless:3>連続ループ録画。この設定をすると古いファイルは消えて新しいファイルに置き換え>値は0から4, 初期値:0, 0(連続ループ録画しない), 1(1分の動画記録で連続ループ録画), 2(3分ごと), 3(5分ごと), 4(10分ごと)G_Sensor:1>Gセンサー感度>値は0から3, 初期値:1, 0(off), 1(16G), 2(8G), 3(4G)Stamp Mode:1>静止画や動画に日付を入れるかの設定>値は0か1 初期値:1, 0(0ff), 1(on)Power on_record:1>電源ONで自動録画開始するかの設定>値は0か1 初期値:1, 0(0ff), 1(on)Password:00000000>Wi-Fiのパスワード>値は0から9 初期値:00000000, 使える文字は0から9の数字auto_power off:1>自動電源オフ時間設定>値は0から2 初期値 1, 0(off), 1(1分), 2(2分)Video sound:1>動画に音声を入れるか>値は0か1 初期値:1, 0(0ff), 1(on)recording_indicator:1>記録時にLEDインジケーターを使うか>値は0か1 初期値:1, 0(0ff), 1(on)Lapse time:0>タイプラプス時間>値は0から4, 初期値:0, 0(off), 1(5秒毎), 2(15秒毎), 3(30秒毎), 4(60秒毎)TV_mode:0>テレビ出力モード>値は0か1, 初期値:0, 0(PAL,16:9), 1(NTSC,4:3)EV:3>EV値の設定(露出の明るさを示す数値)>値は0から6, 初期値:3, 0(-2), 1(-1.5), 2(-1), 3(0), 4(1), 5(1.5), 6(2)Reset:0>工場出荷時の設定にリセットする>値は0か1, 初期値:0, 1(工場出荷時の設定に戻す************************************私が行った設定は次のもの。UPDATE.TXTというファイルに上記説明の部分を抜き出して値を変更した次の内容を書き、カメラのメモリカードのルートに入れて設定した。タイプスタンプを入れるため現在の日付設定、連続ループ録画時間を5分、付属テレビ出力ケーブルを使ったときをNTSC,4:3にすることである。UPDATE:YTime:2016/11/06-08:20:00Seamless:3TV_mode:1一度設定するとUPDATE:YがUPDATE:Nに自動的に変更され、その後無駄が設定が行われないようになっている。特にタイムスタンプでは書き換わってしまうと、過去の時間になってしまうのだが、それを防ぐようになっている。その後わかったが、このカメラを説明しているページがあった。英語だがChromeブラウザを使っていれば日本語への翻訳もできるので参考になる。英語説明書(WORD形式)のダウンロード、設定ファイルUPDATE.TXTを作成するツールも配布している。「1080P HD Keychain Camera - MateCam - Nautilus 120° Lens」撮影した動画は綺麗であり、GoProやSJCAMと同等に扱える。写真もまずまず。使い方がわかってきてこのカメラも活躍している。広角120度で、特にGセンサーがあるために、ドライブレコーダーとしても十分に使えるのである。GoProやSJCAMのヘルメットマウントをダッシュボード上に貼り付け、カメラのマウントネジのアタッチメントを付け、取り付けている。細かい設定はPCでUPDATE.TXTを編集してカメラで読み込ませる必要があるため、その場では設定変更ができない面倒さがあるが、用途を限定してしまえば使えるカメラである。※1。その後、メーカーのAmazon担当者とSkypeでチャット(英語で。こちらはwebの翻訳サイトで英語にして)。商品のレビューができてメールで知らせたら、こちらの連絡先も知らせてほしいと来ていたのに答えたためである。・カメラは高機能だが、ボタンのみの設定で使いにくい面がある。・英語の説明書は文字が小さくて見にくい。また、説明書はカラーで、より詳しい説明を付けるべき。日本語の説明書以前の問題。・設定ファイル”UPDATE.TXT”について、説明書に詳しく書くべき。これによってカメラの機能が使えないことにつながり、折角のカメラの性能を評価されにくい。・・・・などなど。