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カテゴリ:家-光熱使用量・費用
実際に暖房に必要なエネルギーは、家の熱損失だけではなく、次のような様々な熱の取得と損失の影響が考えられます。 【取得】 【損失】 【損失低下】 しかし、これらは無視して、家の熱損失のみと暖房エネルギーがどの程度一致するのかを比較してみようと思います。 この気象庁のデータで調べると、東京のこの冬の平均気温は次のとおりです。 2007年11月:13.3℃ また、我が家の検針日にあわせて、2007年11月20日~2008年3月18日(4ヶ月間、120日間)での平均気温は、7.7℃。 一方、我が家の24時間暖房の室温は22.5℃弱前後ですが、22℃として計算してみます。 換気1の計算の場合:211.13[W/K] * (22 - 7.7)[K] = 3.019[kWh] もし、1000Wの電熱器である電気ストーブでまかなったとすれば、電気ストーブ3台が発生する熱量が必要ということが分かります。 この熱量を1ヶ月期間で求め、我が家のヒートポンプ全館空調(COP=3.92)のでまかなった場合の必要電力量は、熱量をCOPで割った値になりますが、これを表にすると、次のとおりです。 なお、COP(エネルギー消費効率)は外気温度7℃の条件の値なので、実際の運転では変化しますので、注意が必要です。ただし、4ヶ月間の平均気温が7.7℃とほぼ一致していますので、トータルでの差はほとんど無いかと思います。 ヒートポンプ機器は消費電力の何倍かの熱量を得ることが出来るわけですが、蓄熱暖房機などの電熱器では熱量分の電力が必要になります。この場合、電気以外の燃料と比較して最も環境負荷が高くなります。 以上の計算値と実際の電力使用量をグラフにすると、次のとおりです。 実際の使用量は、検針日が月をまたいでいること、また、1月は35日間と長かったりしますので、1ヶ月だけをとって比較しても意味がありませんので、この4ヶ月を足してみますと、次のようになります(この期間、灯油FF式ストーブなど他の暖房は使用していません)。 換気1計算の場合 :2237kWh(12月-3月合計) 家の熱損失とほぼ一致するという結果です。 ただし、換気1計算と換気2計算の中間で、どちらかと言えば、換気1計算に近いようです。 次に、暖房にかかった電気代です。 3kW契約なので、この内、基本料金が¥3000以上を占めています。 なお、条件をまとめると、次のようなものです。
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Last updated
Apr 6, 2008 09:24:11 PM
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