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I歯科医院の高楊枝通信。

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2008/07/24
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カテゴリ:地球温暖化
かなりギザギザしています。
気温の変化はかなり激しく、
ちょっと暖かいと思ったら、また数十年で寒くなる、といったところです。
それを数百年、数万年の周期で繰り返すということです。
人間の寿命から考えたら、気が遠くなりますが、
数十年で温暖化と寒冷化を行ったり来たりするということは、
かなり激しい気温の変化です。

これを工学用語では「温度ドリフト特性」と言います。

これは万年雪をボーリングして、
細かく分析したものなので、
寒い地方の温度変化しか判りません。

最下段の南極大陸のものは、
元々寒い地方なので、
それ程変化はありませんが、
中段のグリーンランドのものは、
最低気温と最高気温の差が20度近くあります。

中緯度地方(日本も)はグリーンランドよりも温度変化は激しかったと思われます。

現在の地球の年平均気温は15℃だそうですが、
これから10℃以上下がると、ツンドラ地方と同じですので、
過去15万年は概ね氷河期だったようです。

13万年程前は年平均気温が20℃を越えていますので、
温暖化どころではありません。
想像を絶しますが、
海が干上がる程の暑さだったか、
地上の氷が融けて海面が200mも上昇していた、
そんなものすごいことが起こっていたのかもしれません。

こうしてみると、
地球の気温というものは、
かなり激しく変動するもので、
この1万年程は奇跡的に気温は安定している、、としか言えないようです。

たまたま、としか思えません。

いつ今の気温の安定が崩れるか分かりません。
危ういものです。

僕はオーディオが趣味だったので、
若い頃は半導体アンプをたくさん作ったのですが、
この温度変化のグラフを見ていると、
その頃のことを思い出します。

トランジスターは正の温度係数(温度が高くなると電流が流れやすくなり、流れるとさらに温度が上昇し、またさらに電流が流れる悪循環に陥り、最後は焼損します)を持っていますので、温度が上がり過ぎないように温度補償回路が必須です。
これがないと、外部・内部の擾乱要素により簡単に熱暴走して、
あっという間に煙を上げて壊れます。

地球の過去の激しい温度変化を見ていると、
この温度補償回路の効きが悪いアンプという印象です。

はっきり言って、
地球の「温度ドリフト特性」は良くはありません(-"-;)。

トランジスターは小さな部品なので一旦熱暴走すれば1秒で焼損ですが、
地球は大きいので数十年はかかるということでしょう。

人類は地球に甘えすぎています

地球は人類が思っている程大きくもないし、安定でもありません。
人間は地球に負荷を掛け過ぎています。
人間は地球の擾乱要素でしかありません。

温度変化は指数関数(複利計算)で起こりますから、
気が付いた時には遅い、

止められません

もちろん、
CO2濃度変化と気温変化が指数関数というのは無関係ではありません。
ニシザワの予測式

熱暴走を止めようと思えば、
電子機器なら電源を切る(コンセントを抜く)しかないのですが、
地球の電源は何か?というと太陽エネルギーと地熱です。
・・・これらは止められませんよね?
CO2

地球は温度的には出来の悪い電子機器と同じですので、
外部からの擾乱により±10℃の範囲(氷河期が全球蒸発か)で
極端に温度変化するということです。

±10℃の変化は見方によっては大したことはない、
充分安定だ、、という見方もあるかもしれません。

しかし、人間にとっては大変なことです。
この1万年の人類の歴史上はたまたま安定でしたが、
+0.5℃でも、大騒ぎですから。

フィードバック系の技術に触れたことのある人なら誰でも
このように感じるはずです。

半導体の権威西澤潤一先生も同じ考えなのは、当然とも言えます。







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Last updated  2008/07/25 08:41:53 AM
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