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テーマ:お金のハナシ(2262)
カテゴリ:貸金業規制法、消費者法
先日、お金を使うこと(貯めること、借りること)全般について、学校教育などで教育が必要だよ、という記事を書きました。
(「銀行も貸金業者も違いがなく」参照) 最近見ていたら、けっこう、高校とか小学校とか、金銭教育をしている例もあるんですね。 授業というより、出張講座という感じのようですが。 「ストップ!!多重債務:/上 小学生から身に着けたい、お金に対する判断基準」(毎日新聞 2006年5月18日 東京朝刊) 「ストップ!!多重債務:/中 社会に出る前の若者に、『お金の大事さ』など重点講義」(毎日新聞 2006年5月19日 東京朝刊) 「ストップ!!多重債務:/下 サポート生協、誕生 共同購入の組合員、救おう」(毎日新聞 2006年5月20日 東京朝刊) たとえば、 上記毎日新聞5/18より 「◇本当に必要な物か--冷静に考える習慣が生活守る 『ねえねえ、お母さん。ぼく、携帯が欲しい!』。小学生が同級生の携帯電話をうらやましがり、父母にねだるストーリーの朗読劇の一場面。」 「父親役の男子は『ばってん悪い遊びとか覚えたらなあ……』、母親役は『うちの子だけ持っとらんと仲間はずれにされるかもしれんし……』と続けた。」 「劇が終わると、徳村さんは参加者全員に、台本を配り、自分がおかしいと思った部分に傍線を引くように指導した。母親は全員が『仲間はずれにされるかも』の部分に傍線を引いた。しかし、子どもたちが傍線を引いた個所はばらばらだった。徳村さんは『君たちは携帯電話が必要かどうか、一人一人違ったモノサシを持っているんだ』と語りかけた。」 「『『携帯が絶対に必要』と自信を持って言える人は、その理由を話して下さい』と問いかけるが、子どもたちは黙り込み、答えることができない。『携帯がどういうものか分からないから答えられないんだ』と言い、参加者と欲しい理由や、便利な点、どのくらいの金が必要なのかについて話し合いを始めた。」 親として、お金に関することを子どもに教える場面は多いですが、なかなかちゃんと教えるのは難しい。 私も反省すべき点は多いような気がします。 上記5/18毎日新聞の最後に、NPO法人「日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」や「金融広報中央委員会」(日本銀行内)が、金銭教育の公開講座やテキストを発行していることが紹介されていました。 無料で配布、と書いてあったので、もらおうかな~と思って「金融広報中央委員会」のサイトを閲覧。 すると、冊子も希望すればもらえるし、内容はだいたいホームページ上で見れました。 「生活設計のすすめ」「家計クリニック」「こどもとお金」「学校における金銭教育」「金銭に関する消費者教育」などなど、刊行物だけではなく、ページの内容も充実しています。 おもしろいです。 こういうのが、もっと情報的に広まればいいのになあ。。。 でも考えてみたら、「金融広報中央委員会」ではなく、「知るぽると」であれば、なんとなくどっかで聞いたような気が・・・。 あ! 電車の広告かあー 最近、電車内の広告で、お金に関するQ&Aとかが書かれたこの「知るぽると」の広告、見たことある気がする。 一応、広報活動してるのですね。知らなかった。 かなりおもしろいので、みなさんもぜひ!上記リンクへ見に行ってみてくださいね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは。
小学生の頃からのお金の教育は大事ですね。これまでは,お金の話はタブーとされてきていたために,結果的に悪徳商法などに引っかかりやすくなってきていました。 しっかり教えてほしいものです。 まさに「よーく考えよう,お金は大事だよ」という発想が身に付けばいいのですが。 (2006年05月30日 22時44分08秒)
最近流行のマネー本でも、
子供の頃からお金に関する知識を子供に教えよう! みたいな風潮がありましたが、 変にお金の知識が身についちゃうと 何でもかんでもお金で解決しようとか、 儲ける事しか頭にないような大人が育ちそうでちょっと不安な気もしますね。 (2006年05月31日 14時24分50秒)
おかにゃんさん
>小学生の頃からのお金の教育は大事ですね。これまでは,お金の話はタブーとされてきていたために,結果的に悪徳商法などに引っかかりやすくなってきていました。 >しっかり教えてほしいものです。 ----- そうですね。 おかにゃんさんとこの記事で「お金は大事だよー」がありましたよね。 いや、ほんと、そのとおりです。 特に小さい頃とかは親の責任もありますが、世の中情報量も多いのでよくも悪くもいろんな情報が入ってくることもあり、学校教育でもちゃんとやってほしいところです。 >まさに「よーく考えよう,お金は大事だよ」という発想が身に付けばいいのですが。 --- そうですね。 そういう発想がちゃんと「身について」いればいいとトラブルに巻き込まれない力もついてくる気がしますし、ちょっとよくなるのではないかと思いますね。 (2006年05月31日 14時29分21秒)
ダークマックスさん
>最近流行のマネー本でも、 >子供の頃からお金に関する知識を子供に教えよう! >みたいな風潮がありましたが、 >変にお金の知識が身についちゃうと >何でもかんでもお金で解決しようとか、 >儲ける事しか頭にないような大人が育ちそうでちょっと不安な気もしますね。 ----- その年齢に合った金銭教育が適正に行われる分には、あまり変なことにはならないとは思います。 としても、変な偏った知識にならないやり方だといいですよね。 最近やり始めた金銭教育の中では、株取引の利点と危険性みたいなものも教えているらしいですよ。 定職は持ってない専業(?)デイトレーダーな人になるのが流行っているからかな。 (2006年05月31日 15時23分25秒)
子供のころから、いろいろな視点から物事を考えさせる為の一つの方法として、「お金のこと」はありだと思います。0円で売っている携帯の月々の使用料まで考えて「携帯買って」っていう子供いないですよね。私自身もこの教育してほしかった。クレジットカードを上手く利用できるようになったの35歳過ぎてからだもの。(というより買い物に対する欲求が年齢とともに衰えた)小さい時に覚えた生活の知恵みたいなものは、大人になっても忘れないみたいな。携帯電話会社の対子供戦略となるとちょっと感情的になってしまうのでやめときます。
(2006年06月01日 17時17分16秒)
CLALSさん
ほんとですね。 ケイタイを例に考えると分かりやすいですね。子どもの頃から金銭感覚はもっておきたいです。 >小さい時に覚えた生活の知恵みたいなものは、大人になっても忘れないみたいな。 --- そのとおりだと思います。 たとえば、多重債務者に対するカウンセリングが重要と言われていますが、あれは効果を発揮するのにすごい大変なんだとか聞きました。 家計分析から、精神的なカウンセリングから、いろいろ大変なんだとか。もう性格とかお金の使い方とかお金に対する考え方とか、定着してしまってるものだから、あらゆることを根本から変えないといけないらしい。 破産免責受けてるのにまた借りまくっちゃう人も少なくないってのも、なんとかしなきゃいけないんじゃないかなあーと思いますよ。 (2006年06月02日 09時57分01秒) |