644646 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

のびゆらの 花咲く旅路

のびゆらの 花咲く旅路

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009.09.22
XML
カテゴリ:about books & arts
上野の国立科学博物館で開催されている、
「黄金の都 シカン」展へ行ってきました。

sican_top
科博公式サイト


TBS公式サイトはこちら


なんと一日ブログ記者としての入場です。

入場無料+館内の撮影OK+豪華お土産付き

というありがたい企画。
(現在、すでにエントリーは締め切られています)


美術ブロガー・Takさんのblogで、
この「一日ブログ記者」の募集を知って、さっそく応募。
運良く当選したのでした。


各地で良い評判を聞くのですが、あんまり興味のなかったシカン展。

「アンデス」「ペルー」といえば、
サイモン&ガーファンクル「コンドルは飛んでいく」と、
アニメ「太陽の子エステバン」のイメージしかない…。
(あとは「マヤ暦」ですが…、これをアンデス文明に入れていいのかな?)

こんな状態ですが、無料なら観に行ってみよう、
とわくわくしながら一路上野へ。


sican1
科博の入り口。


連休中の上野公園。
着いたのはお昼すぎでしたが、すでに混雑しており、
シカン展のチケット売り場も長い行列…。

「ブログ記者」としてエントリーしていることを、
チケット売り場で申し出る必要があり、
その行列に加わりました。

いま考えたら律儀に並ばなくても、
スタッフの方に声をかければ良かったのかな?
という気もしますが…。


受付を済ませ、首から下げるパスと、
「取材」と大きく書かれた腕章を受け取ります。

腕章を付けるのはちょっと気恥ずかしかったですが、
撮影のためなら仕方ないですね。


長いエスカレーターを降り、展覧会の会場へ。


じつはシカン展については、公式サイトをかるく読んだくらいで、
まったく予備知識がなかったのびゆら。


インカ帝国は有名ですが、
シカンはそれよりももっと古い文明なんだそうです。

そして、このシカン文明の発掘・調査・研究を、
30年以上に渡り続けてこられたのは、なんと日本人。

南イリノイ大学・島田教授という方です。

Sican Archaeological Projectのサイト
(日本語対応ですが、調子が悪いときがあるみたいです)


困難な発掘、世紀の大発見といえば、
ツタンカーメンの墓を発見した、ハワード・カーターが有名ですよね。


のびゆらはコミックで読みました(笑)


ツタンカーメン(第1巻)


文字が存在したエジプト文明で、
王の名簿に載っていたツタンカーメンですら、
その存在はずっと疑われていて、
カーターの発掘は困難を極めるものだったと思います。


まして文字のないシカン文明。

しかも、歴史上の空白地帯で、
シカンという文明があったかどうか定かではないのに、
みずからの仮説をもとに何年も掘り続けるって、
凄いとしか言いようがないです。


sican2

sican3

出土した土器のスケッチ。とっても精密です。


sican4
中央がロロ神殿。神殿を取り囲むように墓所が点在しています。
それらを一つ一つ発掘していった島田教授…。凄すぎ。


sican5
儀式に使われた黄金製のトゥミ(ナイフ)。
美しさにうっとりですが、これは儀式の際、
生贄ののどを切るのにつかわれたんですって雫


sican6
ロロ神殿を模して…。内部は3Dシアターです。


sican7
黄金の御輿。王や祭司が乗ったのではないかと。
すばらしい細工が施されています。


その他、墓所の副葬品として発見された、
たくさんの土器たちも展示されており、
当時の人々の生活ぶりをしのぶことができます。



印象に残ったのは、
「高貴な女性が(お墓の主として)葬られた墓」
があったこと。


古代文明で、女性がきちんと埋葬されているお墓が、
どのくらいあるのか知りませんが、
お墓の主が女性というのはかなり珍しいとのことです。


その女性は、ビーズでできた首飾りを付け、
銀の胸当てをしていたんだそうです。

どのような身分だったかは知るすべがありませんが、
もしかしたら、卑弥呼のようなシャーマンで、
雨乞いの祈りか何かのために、
生き埋めにされたのかもしれませんね。


娘たちとの待ち合わせに遅れそうになり、
楽しいお土産コーナーも駆け足で。
かろうじて、ガチャガチャだけはやりました。
(ナスカ地上絵のサルでした。トゥミがほしかったな~)


とにかく大混雑、三脚なしの苦しい戦いだったので、
結局、ほとんど写真は撮れませんでした。

でも、記録に残すより、
自分の記憶にしっかり刻みつけたかな。


シカンの発掘はまだまだ終わっていないそうなので、
これから世界史(アンデス史?)もどんどん書き変わるんでしょうね。

展覧会も、もうあんまり日数がありませんが、
島田教授たちの偉業を目にするまたとないチャンスです。

上野に行く機会があったら、ぜひのぞいてみてください。


sican8
ぼくも待ってるよ~


001.gif

Subscribe with livedoor Reader Add to Google





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.09.23 00:40:42
コメント(6) | コメントを書く


PR

Profile

はるもにあはるもにあ

はるもにあはるもにあ

Recent Posts

Category

Freepage List

Comments

のびゆら@花咲く旅路@ ふみ@磨き中さん ありがとうございますー^^ ふみさんの…
ふみ@磨き中@ お気に入り入れました お引越しおめでとうございます。 wordpre…
のびゆら@花咲く旅路@ Lea@アトリエ・イドさん わぁ~、コメントありがとうございます! …

Favorite Blog

「考えること、感じ… New! 森の声さん

解読☆ビジョン覚書続… New! ブルーシャ西村さん

住宅ローン New! mamadocterさん

レベル1クラスの感… norico1さん

「自分らしい絵が描… にかとまさん

Dダイマー4回目 pandanandaさん

今日この頃。。。 wai-ola/mamiさん

産後のリカバリーヨ… embrace_michiyo_ueさん

2024年5月17日、ハチ… 塩見直紀(半農半X研究所)さん

4つ葉プロジェクト 4つ葉プロジェクトさん

Free Space

設定されていません。

© Rakuten Group, Inc.