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レビュープラスで、 雑誌「COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)」の、 レビューコンテンストなるものがあると知り、 よく仕組みが分からないまま、参加ボタンをポチり。 献本いただけるのかなぁと、 雑誌が送られてくるのを待っていたのですが、 結局届かないので、書店に走ったわたくしです。 (よく見たら献本は限定20名様でした…なはは) COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 01月号 [雑誌] 第一特集は、 「世界一刺激的な首都 新世紀ベルリン -壁とアートと接吻」。 「壁」崩壊から20周年を迎えたベルリンを、 脳科学者の茂木さんがレポートしています。 壁崩壊の立役者らが語る「忘れえぬ1989」として、 ゴルバチョフ、ワレサ等、当時のキーパーソンの談話を、 欧州各紙からピックアップした記事もあります。 これはかなりリアル。 衝撃的だったのは、「身体に残された壁」という記事。 旧東ドイツのスポーツ選手は、金メダルのために、 国家ぐるみでドーピングをほどこされていたのだそうです。 その中には、本来女性だったはずなのに、 男性ホルモン系の筋肉増強剤を飲まされ続け、 現在「男性」として生きる元選手の紹介も。 「東独のトレーナーやスポーツ医学者たちは 神をも恐れぬ行為をしたのです」と"彼"は言う。 国家の威信を保つためには、個人の幸福なんて、 どうでもよかったんでしょうか…。 また、別記事で、バレンボイムが設立した 「音楽幼稚園」の話題もありましたよ。 ベルリン歌劇場の合唱団やオケのメンバが毎週交代で、 子どもたちに音楽を聴かせてくれたり、 一緒に演奏したりするそうです。 もちろん大人気だそうで、現在園児60名に対し、 200名が待機しているそう。 いいなぁ~! 第二特集の「ファッション業界の大いなる誤算」も面白かった。 お洒落とは無縁のわたくしですが、 高校時代になぜかこの、 オートクチュールの世界にハマったことがあります。 ときはスーパーモデル華やかなりし時代。 「ファッション通信」を録画して観たり、 「装苑」とか「SPUR」を立ち読みしたりしたものです。 中でも、一番お気に入りのデザイナーが、 クリスチャン・ラクロワでした。 もちろんドレスをオーダーとかできるわけないので、 完全にアートだと思って、眺めていましたね。 この不況で、オートクチュールの世界も大打撃を受けていて、 そのラクロワも、ブランド名がなくなってしまう危機だとか。 もちろん収益性がないと、事業は継続していかないことはわかっていますが、 絵画や彫刻などのように、美術品として生き残る道はないのでしょうか…。 他にも、マイケル・ムーアの新作映画、 「キャピタリズム」についてのインタビューなど、 面白い記事が満載でした。 さて、この「クーリエ・ジャポン」。 今回初めて読んだのですが、 「国際ニュースのセレクトショップ」というキャッチコピーは、 まさに的を得ていると思いました。 いろいろな視点からのニュースがまさに「セレクト」されて、 陳列されている「お店」みたい。 普段のわたくしときたら、新聞を取っておらず、 Webのニュースでヘッドラインを流し読みする程度。 どうしても国内ニュースや芸能(笑)に偏ってしまい、 世界から見た日本、日本から見た世界、という視野を持つことが、 なかなかないです。 この雑誌、ものすごく脳みそを刺激されました(笑)。 来月も買ってみようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.21 01:07:26
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