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テーマ:今日のランチ(39027)
カテゴリ:千葉市
横一線のカウンターにテーブル。奥に1卓だけの小座敷が用意されている。木目を生かした内装にシーリングライトのスポットが、モダンな雰囲気の醸成に一役買っていた。TVが、静かにかかっている。 いかにも居酒屋然とした空気に満ちている。飲物を注文しないと、座っていても何となく落ち着かないのだ。毎夜適量のアルコールをやる人の顔色が、どこか艶々しているように。ここは夜毎の小宴で、店自体にそういう誘引の相が表出している。仕方なく、ウーロンを注文した。 ランチは、4種類用意されている。その中から日替わりの刺身定食をたのんだ。 なるほどと思えるような折目正しい和膳がやってくる。明らかにここは(食堂)ではなく(単なる和食店)でもないことが、ビジュアルに接しただけでもよく分かる。食器が凝っていた。盛りつけや配しかたが、小じゃれていた。 刺身の内容は、平目昆布じめ、金目鯛、こち、あじ、鮪というプチ豪華な5点盛り。素材の厳選と包丁の冴えのほどが、双方とも十二分に感知できる。舌に吸い付いてくるようなまったりした食感を感じる。そのプリプリを、本わさびを溶かした生醤油でいただく喜悦と来たら。これはもう、例えようがない。 男性客が多いのだが。締めには、バニラアイスがやってきた。これはランチの定食それぞれに付く。 毎日毎日、その日のおすすめの酒肴を貼りだしている。黒板書きだけで済ませる店が多いのだが、ここはご丁寧にプリントアウトしてメニュー表にも出している。 店名のほうも伊達には付けていない。本当はもっと(加賀料理)を前面に打ち出したいのだろう。しかし、それで商売ができないのことは承知の上。その代表例の「治部煮」でさえも、メニューには載っていない。これを味わうには、あらかじめ頼んでおくか、コースで注文しておくかしかない。 本来のステージである夜に、この店で食べられる人の至福を、私はただ空想するばかりだ。 「加賀味」(かがみ) 住 所:千葉市中央区登戸1-1-15 アクセス:モノレール沿道 千葉トヨタから市役所に行く途中 P(無) 電話番号:043-247-1919 営業時間:11:30-13:30/17:00-23:00(LO22:30) 定 休:水曜日/日・祝のランチ営業は無/ 座 席:カウンター7席/テーブル4卓/小上がり1卓/ 利用種別:個人向き/グループ向き/家族向き/小宴向き/ メニュー:(昼) 日替わり定食750/同(刺身)1200/豚生姜焼定食750/鮪丼880/ (夜)(お造り) 天然本まぐろ中とろ1580/金目鯛950/天然ひらめ昆布〆950/ まこがれい880/真こち950/あじ880/とり貝750/うに950/ おまかせ5点盛1700/おまかせ8点盛2480/ (単品) きんき煮付2980/磯がき380/キャベツ浅漬380/新枝豆480/ トマトスライス450/焼ひめ竹600/アスパラ塩ゆで600/ 特大むしがれい780/あゆ塩焼680/白身魚フライ580/ 白海老天ぷら780/穴子天ぷら580/きびなご天ぷら680/ めばる唐揚580/海鮮ピザ春巻550/手作り豆腐480/ 豆腐サラダ504/豚しゃぶ714/蛸のやわらか煮680/ きびなご茶漬580/黒毛和牛サイコロステーキ1480/ とんとろ黒こしょうサラダ仕立819/梅くらげ367/新香472/ 揚出し豆腐504/丸干いかあぶり577/鳥ハツの黒胡椒焼682/ 若鶏唐揚682/豚ロースしょうが焼682/ (ごはんもの) 茶そば504/あがり蕎麦368/のり茶漬578/まぐろ丼924/ ごはんセット368/ (甘味) バニラアイス210/柚子シャーベット210/ (コース) 加賀会席コース5000~/ (飲物) エビス生500/ラガー500/スーパードライ500/ウーロンハイ380/ 緑茶サワー380/生レモンサワー380/ウーロン250/コーラ250/ 緑茶250/オレンジ250/ジンジャエール250/ 評 価:☆☆☆☆ (味4/量3.5/サービス4/雰囲気4/CP4/駐車場1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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