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カテゴリ:日々の出来事
私には一つ下の後輩がいます。
年齢的には2つ下ですが。 私が教師2年目の時に、新任で入ってきました。 ところが、この後輩、やることなすことドジばっかりで、 周りの先生を怒らせては集中砲火を浴びていました。 今でも浴びていますが。 私もドジなので、いろんな失敗はしていますが、 まだ、その場の空気を読む、という器用さがありましたので、なんとかやっていたのですが。 後輩は不器用も手伝って、手がつけられない。 私も、え!!っと思うことはたくさんあったのですが、 なんだか放っておけませんでした。 私は、1年目がどれだけ苦しいかを知っています。 ・一年目の教師に対する保護者からのクレームの対応 ・先輩教師への対応 ・ノートやテストのチェック&評価 ・他の先生との授業の打ち合わせ ・次の日の教材や授業案の準備。 経験がない分、アドリブが効かないので、すべての教科分 完璧に準備しなければなりません。 これは毎日のことで、 そのほか、行事が重なればその準備、提出資料の作成など 仕事は山ほどあります。 子どもが帰って、会議が終わるのが5時なので、 5時から自分の仕事をやっていかねばなりません。 9時には機械警備が作動するので、学校を追い出されます。 だから、もちろん、仕事を全部消化することはありえなくて、 仕事を持ち帰ります。 でも、持ち帰ってもできる仕事の量と時間は限られていて・・ 次の朝、あれもやってない・・・これもやっていない・・・ 今日、どうしようという不安を抱えながら出勤するのです。 眠ったきもせず、もちろん毎日疲れはとれない。 ちょっと死にそう・・・ これが一年目の生活です。 これで、まだ自分のことだけやっている状態です。 2年目、3年目になれば、クラスのこと(↑上記のこと) だけやってればいいわけでもないので、さらに仕事(学校経営面で)は増えます。(クラスのことがまったくできない状態になるとも言う) ま、私もそんな激しい時期、苦しい時期を経験してきたので、 後輩の苦悩は予想がつきました。 先輩先生は、かなり年上が多いので、 その頃を忘れてしまったのしょうか、 かなりあたりがきつかった。。。 私はまだ2年目だったので、、「教える」の技術は伝えられないけど、 苦しい時期の記憶は新鮮に持ち合わせているわ きっと辛さは一緒だし^^ だから後輩の心サポート担当で~ なんて勝手に思っていました。 でも、あまりのだめっぷりに私よりきつそうでした。 で、食事に誘ったり、泣きながらお話したりしてました。 「うまぁくやってるように見えてる私も、大してかわらないんだよーうまぁく見せてるだけで」 なんてえらそうなこといいながら^^; だから、まさかそいつに助けられるとは思わなかった・・・ 面倒見てきた(?)だけに、こいつを助けることはあっても、助けられるなんて思いもしなかったので、 かなり、衝撃的でした。 でも、本当に助けられた。。。 で、この子の顔を見るだけで、ほっとして、 安心して仕事に取り掛かれました。 すごく助かったことを伝えたら、 「あの時お食事に誘ってくださったのがとっても嬉しかったんですよ^^ あれがなければ 私やっていけませんでした。だから、助けになれて嬉しいですー」 って 私きついことも言ったのにな・・・そうだったんだ。 と、ちょっと申し訳なく、ちょっと嬉しくなってしまいました。 情けは人のためならず・・・ よくきくけれど、 こういうことなんだと 実感するようなできごとでした。 また長くなってしまった・・・^^; ココまで読んでくれてありがとうございます はこ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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