コロナ・ワクチン
ニ、三日前私のところにも、コロナ・ワクチン接種の通知が届いた。 一足先に接種の通知を受けた同じマンションの上階に住む友人は、かかりつけ医院では接種できないとのことで夫婦ともども困ってしまい、ご主人がそのかかりつけ医院に抗議の電話をしたという。つまりかかりつけ医院のお宅でワクチンを受けられないなら、接種できる医院を責任もって紹介するべきだろう、と言うのだ。私はもっともな意見だと思った。主治医でありながら、このままでは無責任というものだ。すると幸いなことに近くの医院を紹介してくれて無事に一回目を受けられたそうだ。 先月早くには民生委員の女性からも電話があって、この友人と同じような不安を話していた。私が一人になってからは訪問や電話などで連絡をくれる気さくな人なのだが、彼女は私よりずうっとお年上なのに元気なので、そもそも病院とは縁がないらしい。その後どう解決したのかは聞かないが、こんな国難ともいえる世情なのだから、小さな医院も総出でワクチン接種に協力してもいいのではないかと思う。 私はがんセンターの血液内科を定期的に受診しているが、ここはクラスターが発生したものの、もともとコロナ患者に対応していない。これも不親切というものだ。それで眼科しか受診していないが、診察券があれば勤医協病院で接種できることが分かった。ところがHPで確認すると、WEBでは受け付けていないとある。仕方ない、明日にでも電話しようと覚悟したのだが、朝になって何気なくHPを開いたら、何と受付のバナーがあるではないか。半信半疑でドキドキしながら診察券番号と氏名、生年月日、それにメール・アドレスを入力すると、ラッキーなことに来月初日の午後一番が空いているではないか。そこにチェックを入れるとあっけなく予約完了してしまった。先発の人達がひどく不安や不満を漏らしていたので覚悟していたのだが、あまりにも簡単すぎて拍子抜けしてしまった。後で予約完了のメールが届いていたから受け付けてくれたのだろう。 がんセンターの主治医は、アストラゼネカ・ワクチンは血栓ができやすいようなので、ファイザーにした方がいいでしょうとのアドバイスをくれた。私は血栓ができやすい病気でもあるから。そういえば日本は台湾やベトナムに、その問題のアストラゼネカのワクチンをプレゼントしているが、どんなもんだろうと不安に思う。