中国はウイグル、チベット弾圧を即時停止せよ
新疆ウイグル自治区でまたテロか、検問所の警備員3人刺殺 【北京=福島香織】中国国営新華社通信によると、12日午前9時(日本時間同日午前10時)ごろ、新疆ウイグル族自治区の西部、カシュガルに入るシュール県の公道の検問所が襲撃され、少なくとも3人の保安要員が死亡、1人が負傷した。 地元警察当局によると、検問を通り過ぎようとした車から男が飛び降り、保安要員を刺したという。容疑者の数や規模は明らかになっていない。 新疆ウイグル自治区でがカシュガルで4日、ウイグル族2人が国境警備隊を襲撃し、32人が死傷した事件が発生。クチャ県では、連続爆破テロが起き、容疑者10人を含む12人が死亡している。(以上サンケイより) こうしている間にもどんどんジハードが繰り返されている。このままオリンピックがなされている中で開催国にあって弾圧や殺戮、その報復としてのレジスタンス活動がくり返される。なんと表現していいのか複雑な気持ちである。ウイグルの中国共産党へうらみは怒髪天を衝くものであるし、ウイグル民族、国民にとって命をあがなっても守らねばならない民族の防衛戦争である。 方や中国は侵略の完全実施を成し遂げたつもりでいたのであろう。これほどまでにレジスタンスが起きようとは思っていなかったのであろう。オリンピック開催までに治安維持が出来るとふんでいたのでもあろう。この状況を食い止めるには中国政府が武力支配の非を詫び、代表者と交渉するしかなかろう。 国連は急ぎ交渉の窓口となってレジスタンスと中国政府との交渉の道を探るべきである。日本政府も真摯に日本支部責任者イリハム氏と連絡を取って打開への道を探るべきであるが、聞き及ぶところでは政府関係者がイリハム氏を日本から遠ざけようとしているのではとの話もある。 かつて外務省が金正男を逮捕せず追い返した如き、無関係を装いたいとの希望なのか、中国政府からの要請なのか不明ではあるが。日本が主権国家である以上断じて許されることではない。 出来る限りの声を上げ、チベットウイグルの弾圧をやめさせるよう、何らかの言質を、声明を中国政府に上げさせるよう緊急に努めなくてはならない。 ウイグルレジスタンスも武力に訴える危険を冒さぬよう是非自重してもらいたい。このままいくと五輪終了時にはまた政府からの大流血を伴う軍事弾圧が起こるのは目に見えている。 何も出来ないのが残念でならない。