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バスの中で子連れ女性が乗り込んできたとたん、シルバーシートに座っていた背広姿のおっちゃんが「まあまあ」と席を譲った。
速攻だった。 子どもは抱っこにはちょっと大きい子だったけど、お母さんは両手の荷物とともに子どもを膝に乗せて座る。ふたつ隣の席にいた若い女性が、目を逸らしたまま立った。立つタイミングを逸した雰囲気で、ちょっと気まずげな顔をしている。今回はおっちゃんの動きが早かったねえ。 ところで、おっちゃのように「まあまあ」と速攻で席を立つのこそが難しい、どうも自分はタイミングとれなくて……という人は、「絶対シルバーシートには座らない!」と決めていたりもする。そう、「席を譲る」というのは、誰もが認める立派な行為であるに関わらず実行できないひとがいるほどに、「トレーニングの必要な行為」なんである。 思えば教室で「大きな声でお返事をする」のでさえ、小1の頃はトレーニングさせられた。「無駄話をしない」とかもトレーニングが要る。意志の筋力と反射を鍛え、ストライクゾーンにタマが来た瞬間に打つ! ってくらいの勢いで、席を譲るんである。 あほらしいとお思いのかた。席を譲る相手ってのは、外角低めボール気味のコースから、ホップしてストライクゾーンに入ってきますよ。死角ですよ。 では具体的にどのようにトレーニングすればいいかってば、イメトレが最高ですよ。座席に座ったらすぐに、「来たら立つ! 来たら立つ!」ってイメージするわけです。 素振りですね。 さあいつでも来い子連れとかお年寄りとかそのへんの乗客! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 23, 2015 08:45:15 PM
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