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カテゴリ:science
生物の基本的な機能を約24時間の周期で調整する「体内時計」を遅らせる物質を、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター研究グループが見つけました。時差ボケや睡眠障害の治療薬の研究につながる成果として注目されます。
研究グループは、人間の腫瘍などから採った細胞を培養し、約1200種類の化合物を加えて反応を観察。10種類の化合物に体内時計の周期を大きく遅らせる効果があることを見つけました。 うち9種類は、時計遺伝子と深くかかわっている酵素(CKIε/δ)の働きを妨げ、周期を最大で2倍の48時間まで遅らせることができたそうです。 さらに、この体内時計に大きな影響を持つ(CKIε/δ)の活性が、25℃から35℃の間で、ほとんど温度変化の影響を受けないという、酵素としては、非常に珍しい性質を持つこともわかりました(このあたり新聞報道ではやや不正確な記載でしたが)。 海外旅行で、昔から悩まされてきた時差ボケ解消の切り札になるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.01 20:26:51
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