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カテゴリ:science
日本鉱物科学会は24日、「日本の石(国石)」にヒスイを選定しました。産地として有名な新潟県糸魚川市からも、喜びの声が上がっているそうです。 ヒスイは約5億年前に海洋プレートが沈み込む地中深くで生まれた宝石です。約7000年前の縄文時代に国内で作られたハンマーは人類初のヒスイの加工品であり、縄文、弥生、古墳時代の遺跡で見つかる勾玉まがたまなどのヒスイ製品は糸魚川産だそうです。糸魚川市は2008年にヒスイを市の石に選んでおり、日本地質学会が今年5月に発表した都道府県の「県の石」でも新潟県の石として佐渡の自然金などと共に選ばれています。 国石は以前から俗説があったため、日本鉱物科学会は国鳥(キジ)や国蝶(オオムラサキ)のように学術団体として正式に選定することを決め、一般からの意見公募を行うなど選定作業を進めてきました。 金沢市で開かれた学会総会では、最終5候補の推薦者が提案理由の発表を行った後、会員による投票でヒスイ71票、水晶52票となり、国石が決定しました。「プレートが沈み込む場所でしか産出されないヒスイは日本ならではの美しい宝石」との声があったそうです。
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最終更新日
2016.09.26 12:32:25
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