関西摂食嚥下勉強会「医療機器を活用した嚥下障害の評価と治療アプローチ」に参加しました。
表面筋電図のデモンストレーションでは、挺舌、舌の挙上、開口訓練などで、舌骨上筋群が働いていることが見てわかり、自分のモチベーションアップになりました。
以下は個人的なメモです。
◆咳反射の評価として、咳テストを用いる。
目的)咳の惹起性(気道防御の感受性)を評価する。
方法)超音波ネブライザを用い、1%クエン酸生理食塩水を1分間吸入。
判定)咳が1分間に5回以上誘発される:正常(陰性)
咳が1分間に4回以下:異常(陽性)
解釈)陰性なら、ムセを指標に直接嚥下訓練が進められる。
⇒陽性の時の対策はどのようにしたらよいのでしょうか。
(感覚自体を改善させる方法?)
また、調べてみます。
◆舌圧の評価
◆舌圧測定器を用いて頬筋を測定する。
(測定値は標準化されていませんが、訓練効果を見ることはできると思います)
歯を咬合した状態で、頬の内側と歯の外側の間にバルーンを挟み、バルーンをつぶす動作をする。これを訓練に用いることも可能。
食塊の破砕や咀嚼時には、舌と頬の働きによって、食塊は臼歯咬合面に保持される。
⇒舌の運動だけではなく、頬の運動も重要。
◆口唇閉鎖力の測定
◆咬合力の測定
◆表面筋電図
表面筋電図を舌骨上筋群で使用し、訓練中のバイオフィードバックとして用いる。
⇒デモンストレーションにて、挺舌、舌の挙上、開口、メンデルゾン手技、おでこ体操などで、舌骨上筋群が働いている様子が、よく確認できました。これが使用できれば、訓練効果はアップすると思われました。(残念ながら、表面筋電図は当院にはありませんでした)
◆電気刺激治療
バイタルスティム、ジェントルスティムの紹介。
◆開口力の測定