孤軍奮闘の決心! 胃癌・腹膜播種
数ヶ月前、患者さん(胃癌・腹膜播種・60代・女性)ご本人から相談が届きました。2009年春に胃癌の手術を受けるも、この時、洗浄細胞診察が陽性。これは、限りなく腹膜播種にクロを意味しています。先日、一緒に出かけたwinkiさんのご主人も7年前に受けた手術が、こんな感じでしたっけ。同様の患者さんは、他にも沢山知ってますけど、殆ど皆さんと言って良いくらいの方が、術後1~2年で、もしくは3年以内に腹膜播種での再発の診断を受けています。ですから、本当にwinkiさんのご主人のような方は、びっくりなんです。こう言ってはナンですが、米村先生の患者さんでなければ、この経過は信じてないですよ。最初の検査がおかしかったんでしょ!!って疑うとこです話は戻って、この60代の女性患者さんも、多くの患者さんと同様で術後1年半で、腫瘍マーカーが上昇・・・CTで腹膜の癌が確認されました。何度も言いますが、スキルス胃癌の場合はCTで確認できるほど、腹膜の癌は大きくならないと言うか、なれないと言われていますが、スキルスタイプと呼ばれる胃癌は、服のボタン程度に大きくなります。でこの患者さん、米村先生のセカンドオピニオンを受けたのでした。話を聞いて、米村先生の治療を受けたいと切望したものの、ご家族の協力が得られないとのことから、断念されました。ご家族からは、自分にも生活のリズムがあり、病院の送り迎え等で時間を取られて乱されるのは困ると言われたそうです。 遠路はるばる来院している他の患者さん方を思えば、 遠いと言ってもたかが知れています 電車で2時間程度のものなのに・・・ とかなり意気消沈していました。ご家族と患者さんの気持は、必ずしも一致しないものだと、過去に書いていますが、協力体制を望むこともしかりです。同様の患者さんのお話は、他にも聞いています。ですが、この患者さんは諦め切れなかったようで、2度目の診察の時に米村先生には 私がもっとパワーを持てたら、又、診て下さいますか?と告げたそうです。 いつでもいらっしゃいという米村先生の言葉を支えに、この数ヶ月、地元の病院で治療を受けていたご様子です。あれから数ヶ月・・・ついに転院の決心をされました。身の回りの諸整理を済ませました、米村先生の治療を受けたいですと連絡がありました。これから孤軍奮闘で、患者さんが望む治療が開始されようとしています!