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カテゴリ:ドラマ系の感想
『生命の捜査線』
内容 ある倉庫で銃声が聞こえ、駆けつける警官。 そこには、、男の射殺体があった。。。そして近くには、謎の男 9係が駆けつけ、捜査を開始すると。 被害者は、暴力団員青龍会の構成員・郷田隆だと判明。暴力団の抗争なのか? だが近くにいた男は、国会議員・大江喜三郎の第一秘書・西脇佑介(中西良太)! 青柳(吹越満)らの取り調べで、関係ないという西脇。 現場近くのゴミ箱から、警備員の制服が見つかり、そこから硝煙反応。。。 様子がおかしいと気付いた加納(渡瀬恒彦)が、西脇から事情を聞くと、 ようやく口を開けるのだった。。。 大江議員(森下哲夫)が誘拐され、身代金の二億円がなくなったと!!! 脅迫ビデオの要求で西脇が向かったのが現場の倉庫だったことが分かってくる。 やがて犯人から新しい要求がある。。。医者を連れてこいと。 西脇の話では、大江は低血糖症であり死ぬ可能性もあるらしい。。。。 そこで、加納は、馴染みの監察医・早瀬川(原沙知絵)に依頼し、 指定の場所に向かわせ、張り込むことに。 しかし、突然現れた人混みに紛れ、行方を見失ってしまうのだった。 追跡中、早瀬川が大江を治療するための鞄が発見。。 射殺体の現場に犯人と思われる血痕もあったことから、 犯人自身の治療のために連れて行かれた可能性があった。 このままでは、治療後、、、早瀬川の命が危ない可能性がある! 大江のタイムリミットも、あと8時間弱。 9係が単独捜査すべきか?それとも、、、公開捜査を?? 村瀬(津田寛治)は、犯人の非情さから大々的にやれば危険性が高まると 単独捜査による行動を決断するのだった。 そんななか、脅迫ビデオの中の“桐乃花”という言葉。。。 とある記事によると、桐乃花建設と大江議員の黒い疑惑が浮かび上がる。 記者の秋重真治の話では、記事が出る前日過労で倒れてしまったと。 疑惑のことを知っている人物は少ない。。。。。 加納は、秋重への聞き込みで、ある事に気付く。 被害者の郷田は2ヶ月ほど前に、腹部に怪我。 秋重は、ひと月半前に、過労で救急車。。。。 ついに一人の男が浮かび上がるのだった。 1ヶ月前、救急隊員を辞めた男。。須藤和彦(風見しんご)。 早瀬川が連れ去られる時に残されたサングラスの指紋と一致!! 須藤周辺の聞き込みで、ひと月前に恋人で看護師の尾崎知世を過労死と判明。 そして、恋人の勤めていた病院でボランティアをしていたことも分かってくる。 やがて須藤がボランティアで関わっていた多くの子供達の元に、大金の寄付! すべて、須藤によるものだった。 逃げるチャンスがあるのに逃げようとしない須藤を見て、 加納は須藤に直接電話をして議員開放の説得を試みるのだが。。。。。。。 須藤“それを決めるのは私じゃありません。大多数の善意です” 敬称略 細かい部分や、事件の詳細よりも、 風見しんごさんが、こういうお話に登場しただけで、 正直、、かなり衝撃的です。 マサカのお話ですよね。。。。 どうも、その部分が頭に張り付いてしまって。。。。。 先日の板尾創路さん登場の『救命病棟』よりも、、、衝撃度が高い感じ。 ま、それはさておき。 物語の方は、、、誘拐された国会議員! 一体、なぜ狙われたのか? それも、知らないはずのことも知っている犯人!! そのウラに隠された、命を救いたいと思う犯人の気持ち。。。。 そういうお話ですね。 もちろん、本末転倒で、 多くの命を救うために、手段を選ばなかった。。。と言う事なんですけどね。 お話としては、 今シリーズの中で、最もシンプルな事件だったような気がします。 ここからは、、少し総括気味で。。。 今シリーズ、“新”として始まったわけですが、 刑事達の身の上話が、大幅に削除されてしまった。 それで、クセのある俳優さん達を使ったキャラ表現を多数取り入れたか? と言われれば、、、そうじゃない。 そういうのは“第10話”くらいのものだ。。。 あとは、、あまりキャラを使わずに、 物語、、事件を凝ろうとし過ぎた傾向が見受けられた。 その凝り方が強引で、スッキリ感が無く、 ただ事件を解決しているだけのモノが多くなってしまい 物語がイマイチの雰囲気。。そして、“9係らしさ”が消えてしまった。 “新”と言う事を意識しすぎるあまり、 最もやってはいけない、、物語の雰囲気の崩壊を招いたカタチだ。 最終回では、 多少なりともキャラ魅せを行おうとしているが、まだまだ。。。ですね。 確かに、 “新しいカタチ”で進めようとしていることは評価しますが 結果的に、今までの雰囲気を壊したのも事実でしょう。 これが、明らかに評価の分かれる部分。 今まで観たことのない人ならば、 “ふ~~ん、こういうドラマなのか”という感じだろうが、 観てきた方から言わせてもらえれば、 “完全崩壊”と言っても過言じゃない状態だろう。 完成されているモノを壊すのは危険すぎる。 そんな感じですね。 ま、、、もしも、新規の視聴者を獲得したかったのならば、 もっと、事件をシンプルにして、 どこにポイントを置くか決めるべきだったでしょうね。 これだけの俳優さん達が登場し、 キャラも面白く、完成しているのだから、 ほんとうに、もったいないことである。 続編作るつもりなら、 もっと、キャラを出して欲しいモノだ。 これまでの感想 第10話 第9話 第8話 第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月16日 22時33分09秒
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