カテゴリ:日本史
クロニクル 米軍硫黄島に上陸
1945(昭和20)年2月19日 太平洋戦争中の出来事です。72年前のこの日、米軍は硫黄島に上陸しました。上陸後の戦いは、クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」で、すっかり有名になりました。 司令官の栗林中将は、将兵の全滅を覚悟しながら、なるべく長期に米軍をこの島に釘付けにすることで、本土攻撃を遅らせることが出来ると考え、他の島々で行われたような玉砕突撃を排して、地の利を生かして粘り強く戦いました。 残念ながら米軍は、硫黄島の戦いの最中にも、マリアナ群島からB29爆撃機を飛ばして、死闘の最中にも東京など日本各地を焦土と化す,激しい爆撃を敢行していたのですが… 硫黄島の守備隊は、圧倒的な兵器不足の中で、3月17日までの約1ヶ月間、米軍を釘付けにして戦い、23,000人の守備隊は全滅しました。 栗林中将のご健在のご息女は、しかしマスコミの取材を断り、「父も私達も、父の下で戦い,命を落とされた方々とそのご家族に申し訳ないという気持を持ち続けています。人様の前に出られる立場ではありません」とコメントを寄せられたと報じられました。 「祖父は靖国に奉られて当然。戦犯とした裁判がおかしい」と居直り続ける、最大の戦犯東条英機の孫の女性に比べると、実に清々しいと感じたのは、私だけでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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あの映画を見て・・・・ほんとうに日本軍はアホだったと思いました。
(2017.02.19 17:18:33)
もう一度戦争責任と言う物を問い直す時期に来てるのではないでしょうかね。繰り返さない為に。
(2017.02.19 18:36:27)
歩世亜さん
>今晩は。 > >ある意味戦争は究極の洗脳ですね。 ----- 敗戦の1年~1年半前には、洗脳が溶けた国民もかなり出てきていたように思いますが、声を上げることは出来ませんでしたね。 (2017.02.19 20:30:36)
meron1104さん
>映画は観ましたよ^^ >ご遺族さんでも、こう差があるのね〜 > ----- 本当に。どこまで行ってもアホはいますね。アホがトップに立てる仕組みを残してはいけないですね。今でも東芝はそれで躓いています。 (2017.02.19 20:32:34)
nik-oさん
>もう一度戦争責任と言う物を問い直す時期に来てるのではないでしょうかね。繰り返さない為に。 ----- そうなんです。もう一度というか。日本は今まで70年も経っていますが、まだまともに戦争責任を問うていないと思います。 (2017.02.19 20:36:06)
トンカツ1188さん
>こんばんは > >玉砕を 決断する 大将は > >凄い プレッシャーで 毎日 > >部下の死を 眼前に して > > ----- 一方で平気で部下を見殺しにして、自分だけはさっさと脱出した指揮官もいましたよ。インパール作戦の指揮官がそうでしたね。 (2017.02.19 20:37:59)
何だか、泣けちゃいました。唯ひとりの人間の責任だとは思いませんが・・・でも、自分が同じ立場だったら、責任を感じない人間には、なりたくないと、思いました。
(2017.02.20 08:05:48)
栗林中将のご健在のご息女は、しかしマスコミの取材を断り、「父も私達も、父の下で戦い,命を落とされた方々とそのご家族に申し訳ないという気持を持ち続けています。人様の前に出られる立場ではありません」とコメントを寄せられたと報じられました。
・・・これはなまなかなことで言える言葉ではないと思います そういう形で責任を取り続けておられるのでしょう 負けと決まったとたん今までの言動はなかったことにして米軍にすり寄った人も多かったと聞いていますが、こういうときに人の真価が現れるのでしょうね (2017.02.20 10:24:44)
kopanda06さん
>こんばんは。 > >硫黄島の悲劇。 >戦争から得るものは反省ばかりですね。 > ★ その反省を忘れないようにしないといけませんね。昨今の空気が心配です。 >三文のコメント、ありがとうございました。 >参考になりました。 > ★ 銀本位制の大阪や京と、金本位制の江戸では、貨幣の単位も微妙に違っていたようで、紹介させていただいたのは、江戸のケースです。 (2017.02.21 01:03:07)
夢穂さん
>真田家の松代藩出身だというのも大きいの >かもしれませんね。イーストウッドの映画は >日本側の視点で描いてくれたのでうれしかった >です ----- そうでした。栗林中将は松代でしたね。 米軍が九十九里に上陸した場合、大本営は松代に移す計画でしたね。あの地下壕、今は東大地震研が使っていますが… (2017.02.21 01:05:35)
わからんtin1951さん
>何だか、泣けちゃいました。唯ひとりの人間の責任だとは思いませんが・・・でも、自分が同じ立場だったら、責任を感じない人間には、なりたくないと、思いました。 ----- ★ いままで生き延びて、いい加減なことを行っている輩、黙らせたいですね。 (2017.02.21 01:07:16)
吉祥天2260さん
>栗林中将のご健在のご息女は、しかしマスコミの取材を断り、「父も私達も、父の下で戦い,命を落とされた方々とそのご家族に申し訳ないという気持を持ち続けています。人様の前に出られる立場ではありません」とコメントを寄せられたと報じられました。 > >・・・これはなまなかなことで言える言葉ではないと思います >そういう形で責任を取り続けておられるのでしょう > 負けと決まったとたん今までの言動はなかったことにして米軍にすり寄った人も多かったと聞いていますが、こういうときに人の真価が現れるのでしょうね > ★ 人には品格というものがあります。栗林中条だけでなく、お母様も凛としたご婦人だったのでしょうね。ご両親の慈しみを受けて育ったお嬢様だったのでしょうね。頭が下がります。 最近、こういう方が少なくなっていますね。それが残念です。 (2017.02.21 01:11:51) |
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