カテゴリ:教育問題
クロニクル 自由学園開校
1921(大正10)年4月15日 99年前のこの日、羽仁もと子さんが設立した自由学園が、東京豊島区の雑司が谷で開校しました。自由学園は当時の高等女学校令に依らない学校でした。 ここでは26人の生徒を五つの家族になぞらえ、用務員をおかず、全ての日常生活を、この小集団で自立的に管理する方針が取られました。 羽仁もと子さんは、夫君と共に『家庭之友』(のち『婦人之友』と改題)誌を編集発行していたのですが、日本の家庭の近代化は、教育を通して実現できると考えるようになり、学園の創設を考えるに至ったのだそうです。 そして自らの信じる、キリスト教精神に基づき、「思念しつつ、祈りつつ」を標語に、自由と自治に依る教育を目指しました。自由学園は、大正自由教育運動の主旨に賛同して出発した学校の中でも、異色の学校として知られています。 なお、現在地の東久留米には、1934(昭和9)年に移転しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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