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カテゴリ:NHK朝ドラ-2>つばさ~純と愛
祖母が薬屋さんから貰ってきたカレンダー(日めくり)
ピンクの着物で微笑んでいる写真の女性が 安田美沙子だ! と、今頃になって気が付いた …ひじゅにですが何か? 「あの子がやったんや…」by玉枝 原爆症に苦しんでいた周防さんの奥さんの話で始まり 勘助君の心の傷の正体に気付く玉枝さんの姿で終わる。 糸子の中の周防さんの痕跡…それもまた心の傷。 合間に入る聡子のアレコレ まだ決めかねている糸子の「引き際」 まだ影を引きずっていた戦争に、ある種のケジメをつけて 新しい世代へと希望を託して ようやく“戦後”が終わろうとしている…? 「死んだ」と何度も何度も言いながら 名前を糸子に告げられなかった北村さん― 糸子が知ったのは一週間後。 教えてくれるのが三浦組合長というのは、 まあ、いつものパターンなんだけど(笑) プライベートなことを仕切らなくちゃならないなんて 繊維組合って大変>ぇ 北村さんの思いに糸子が鈍感なのは“お約束”。 つーか、今更この2人が恋愛関係になるっちゅーのも 何となく何となく…だもんなあ>ぉ 周防さんの夢を見る糸子。 白黒というところに、グッと来るものがあったな。 夢は白黒が多いっちゅーけど、それはまた別。 もう昔のこと、もう終わった話。 だから生々しさは失せ、白黒になっているのだと思う。 でも、輪郭はハッキリと覚えている。 初めて抱きしめ合った時だけはカラー。 ここも、グッと来たなあ。 「一緒におった時間より思い出してる時間の方がずっと多くなってしもた」 これ、分かる。 ひじゅにも、そういう人がいる。 初恋ではないし、その後にも好きになった人はいたのに その人への思いが一番強かったってわけでもないのに ほんの数か月付き合っただけの人を今でも時々思い出す。 あ、付き合いが短いってことがミソかしら? 糸子の場合は(気持ち的には)正真正銘生涯一度の恋だったんだろうから 事情はだいぶ違うよね(笑) 現実には何度も何度も「引き際」を考えている糸子― 優子も直子も飛び立ってしまったけれど、まだ聡子がいるので まだ糸子の中で善作化は続いている。 まあ、そういう年齢だっちゅーのは事実なんだけど バイタリティ溢れる糸子なら、例えば娘が優子一人だったなら あそこで吹っ切って前進を続けたんじゃないかと思う。 今の調子では、聡子が何らかの形で独り立ちし 結局のところオハラ洋裁店は糸子が続けることになり そこからやっと自分のブランドを…という段階に進むのかな? 恵さんによると 商売面で一番しっかりしているのは優子で 糸子と直子はグッと落ちるし 聡子はさらにグッと落ちるらしい(笑) 商売人としての糸子を危惧していた善作父さんが 猫可愛がりしていた優子が小原家の中で一番の商売人に育った ちゅーのが面白いね。 そのため聡子に婿を取ろうかという話が出て 男前を望む昌子さん(笑) さり気に周防さんが来ていた頃とリンク? 聡子の男友達三段オチ+αが今日の一番のお笑いシーン。 優子は今の夫を、直子は源太君ら3人組を連れてくるエピがあったから 今度は聡子の番ってことで カレシらしき人から、同級生らしき人達を見せた後で 食事目当ての変なヤツを出してくる分かりやすい三段オチに加え 落研か!?みたいなヤツも登場するとは、遊び過ぎ>そこが好き そしてドラマは一転して暗いトーンに― 昨日は軽い回だったし、緩急凄まじい(ぇ)『カーネーション』。 *玉枝さんが余命半年というニュースが八重子さんによりもたらされる 八重子さんも自然な老けぶりだけど、背中を丸めた糸子は「さすが」だよね。 *病室に二回に一回は料理を届ける糸子 一気に白髪が増えた玉枝さんは、なかなか食欲旺盛。 *そして勘助君 勘助君の心の病の原因はハッキリこれと描かれてはいなかった。 まあ、戦争で…というのは明らかだから、そこは言わずもがなだけどさ。 糸子を責めた玉枝さんは彼女自身も心の病ということで何となし収まってしまった。 まあ、母親として、ああ言いたい気持ちも分かる気はするしさ。 それを今、こういう形で出してくるとは… 糸子に怒った玉枝さんは被害者意識丸出しだった。 恐らく、勘助君を被害者と見なし、気遣っていたのだろう。 でも今、勘助君は加害者でもあったのだと気付く。 加えて、自分の扱い方が余計に勘助君を傷つけた→自分もまた加害者だった という風にも思ったかもしれない。 「やったんや」という玉枝さんの言葉にグッと涙がこみ上げてきてしまったよ。 日本が悪いとか外国が正しいとかいう問題じゃなくて 戦争というのはそういうものだ…ということだと思う。 とにかかく今日はさ すげー! 渡辺あや、すげー! と唸ってしまった>今更? ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/493-559a8c5b ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ blogramランキング参加中! ☆朝ドラ『ファイト』~『おひさま』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆ やっくんち
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今日は一度の視聴でやめてしまいました
安岡のおばちゃんの台詞がなんかどうしてもしっくり来なかったのです 造り手の思惑もあるのかなぁとも感じました 終戦から二十数年 長い年月の中でおばちゃんは 勘助のそこに全く思いが至らなかったのでしょうか 母親が自分の息子を加害者と認めるのは 時代が辛かったと思いますが (2012.02.28 15:27:43)
今日は私も涙が込み上げてきました。まずは・・・周防さんとの回想シーン。糸子の初めての恋・・・叶わぬ恋ほど苦しく美しいものはない。
次は、病院でのシーン。糸子も辛かっただろうし。戦争から長い年月が経てば見えてくるものってあるんですね。 このなんとも言えない感情表現を脚本家は台詞で説明の朝ドラとは違って、うまく伝えている脚本が素晴らしいと思いました。 (2012.02.28 20:23:12)
北村がはっきり、周防さんの奥さんが亡くなったことを
糸子に伝え(られ)なかったのは、糸子と周防さんが 焼けぼっくい、になるんじゃないか、と危惧したからですかね。 それこそ今更、いt (2012.02.28 23:41:40)
糸子にとって「大切」だった2人のエピソードを、「戦争」と言うキーワードでまとめて完結させたな、と思いました。
ただ・・・回想シーンを見て・・・自分が周防さんという人物、好きじゃなかったんだなぁ(綾野さんという役者さんはなかなかだけど)・・・と改めて気づいてしまいました(苦笑)。実は、今週のネタバレを見るまで、存在すら忘れていたという(酷)。 勘助くんエピは、玉枝さん自身の反応もさることながら、泣いている糸子の頭を玉枝さんが撫でたことで泣けてきました。玉枝さんが復活後、やたらと明るかったのも、糸子もノリノリに接していたのも、どこかで勘助くんのことから目をそらしたかった部分があったんでしょう。2人はようやく、あの時の痛みを、心から分かち合うことが出来たんだなぁ・・・と、そこにしみじみしてしまいました。 (2012.02.28 23:58:00)
失礼しました。続きです。 それこそ今更糸子&周防さん、糸子&北村という線も ありえないですよね。 私の勝手な想像ですが、勘助がサエさんを見るなり フラッシュバックを起こした、というシーンにより、 サエさんくらいの女性を惨殺しろ、と命令されたんじゃないか…?と。 隊長の命令は絶対服従ですし、拒否権はありません。 勘助は加害者であり被害者であり、どちらにせよ 勘助自身にはどうすることもできなかったのではないでしょうか。 「勘助が殺(や)ったんや」というのが事実としても、 勘助の心がズタズタになったのも事実ですよね。 可哀想な勘助…しかもPTSDが治り切らないうちに 最前線へ送られ、戦死だなんて… それにしても前作の数倍、戦争の惨さを実感させられます。 朝からこんな重いの見たくないとみる向きもありましょうが、 私はこういう作品も必要と思います。 私もひじゅにさん同様、渡辺あや先生すげええ!と 感嘆しきりです。 (2012.02.29 00:03:36)
何かのあらすじ予告で玉枝さんが勘助への思いを口にする、とあったので、嫁ももらわず子供も残さず若くして逝ってしまって・・とか、そういう話かと思ってました。まずは、そうきた~と意表をつかれ、次に、いや、現代に生きる私が何で今まで玉枝さんと同じ思い違いをしていたか、と不覚に思い、あとは勘助君のあれやこれやが切なく思い浮かんで・・・。ほんとうに遅まきながらではあるけれど、真の心の傷が何だったのかを最愛のお母さんと糸やんに理解してもらえたことは、勘助君にとって救いになったようにも感じます。渡辺あや、すげー、と私も改めて思いました。
(2012.02.29 02:19:48)
ありがとうございます。
お返事遅れましたが、あの玉枝さんの言葉に思うことは2/29に書いてみました>あくまでも私個人の受け取り方 でも、解釈の余地は色々あると思いますし、賛否両論な言葉だったと思います。 ワザと言わせて問題提起しているのかな…少なくとも視聴者にアレコレ考えさせたいんだろうな…という気もしますし 脚本家さんが戦争に対し確たる考えを持っている表れなのかな…という気もします>リードっしているわけえではなく述べているだけだと思うけど (2012.03.07 22:18:08)
ありがとうございます。
物凄く切ない回ではありましたね。 戦争も不倫エピも事実だから描いてみました…ってだけでなく それらが及ぼした影響が後々まで残っていることまで描いてみせて 展開はスピーディだけれどすべてがしっかり繋がっている感があって深いなあと思います。 ナレが多いので説明過多と批判的な人もいるけど、肝心な心模様は寧ろ視聴者の側で集中して感じたり考えたりさせていますよね。 (2012.03.07 22:25:22)
ありがとうございます。
北村さんの糸子への恋心が表れていますよね。 でも糸子としては終わらせてしまった恋を奥さんが亡くなったからと再熱させることはできないですよね。 逆に奥さんの存在を以前より強く感じ、罪悪感が増したかもしれません。 勘助君のことは考えるのも辛いですが…その様なことがあった可能性は高いですよね(ーー;) (2012.03.07 22:29:20)
ありがとうございます。
周防さんは私も好きと言ってしまうのは少し抵抗あります>嫌いではないけど 受け身過ぎて何だかズルイと感じてしまうんですよね…多分、意図的ではなく、そういう人なんでしょうけど。 ルックス的には個人的に好みの範疇ではありますがピッタリでもないので「萌え」もなかったし(笑) でも、糸子にはまさに、どストライクだったんでしょうね…絶妙なバランスだったのかも。 (2012.03.07 22:34:21)
ありがとうございます。
玉枝さんだったら優しい解釈をするに決まっていると思われたので、衝撃的でしたね。 でも、糸子に投げかけた玉枝さんの言葉が、あれほど強くキツイものだったのは 今回のこの展開のためだったんですね…本当にい凄い脚本だと思いました。 勘助君と周防さん…糸子の中でまだ引きずっていた大きな問題が収束して、これでオノマチ編は大団円ですね(寂 (2012.03.07 22:38:54) |