川平法(促通反復療法による脳の神経回路の再建・強化)について
鹿児島市の高見馬場リハビリセンターに通うようになって、重度の脳梗塞を起こした後の平川法によるリハビリとは、脳障害部分の完全回復治療を行うものではなく、脳障害を起こした部分以外の場所の反復訓練により障害の再建・強化を図ることにより健康回復を目指すものだと教えてもらいました。 この川平法のリハビリとは、鹿児島大学名誉教授の川平和美先生が考案されたもので、(1)興奮を繰り返し伝えた回路は強化し(2) 同時に興奮する神経路は結合し、強化される、との認識から、促通反復療法による脳の神経回路の再建・強化を目指すリハビリ療法だそうです。 なお、私の場合は軽度の脳梗塞なので、下肢、手首の筋力トレーニングや呂律(ろれつ)がまわらない「構音障害」に対しては、口唇や舌の上下、左右の開閉や出し入れを繰り返す療法がおこなわています。