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2022.09.03
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カテゴリ:アニメ・漫画
やややッ、いつの間にやら駄BLOGのカウンターが200万を越えているではござらんか。サボってばかりではあるが15年も綴っておるため、塵も積もれば…というヤツでござるな。斯様な拙BLOGに足を踏み入れてくださった方々に心より感謝申し上げる m(__)m
 
 さて、拙者が50歳を迎えた折の駄記事にて『今までこのブログで幾多の男性に対して惚れた腫れたと綴ってきたが、50年生きて悟ったこと、それはどうやら私は新右衛門さんが究極の理想の男性だということ』などと綴っておるからして、此度の200万記念には是非とも蜷川新右衛門殿に再登場願う所存でござる。
 前回の「​蜷川新右衛門さん」では『一休さん』第56話「頑固じいさんとやさしい新右ヱ門」という、拙者お気に入りの話を取り上げたので、今回も新右衛門さんがやけに格好良い第95話「骸骨とそむいた一休」を御紹介するでござるよ。拙者達は子供時分にこういうアニメを見て育ったわけでござるが、今にして思えば何たる贅沢、何と有難いことであったか。
 ちなみにこの話が収録されているDVDのパッケージは新右衛門さんが単独で飾っているのでござるよ。ムフフフ。

 骸骨とそむいた一休 
   
 将軍さま(足利義満)のお屋敷にいた一休さんは、和尚さま(外観和尚)に夕刻までと約束をしていたのに夜になってしまい、帰りたくて仕方がないところに将軍さまからまたしても無理難題をふっかけられたのでござる。此度も見事な頓智で切り抜けて新右衛門さんに馬で送ってもらう途中、戸板で運ばれている行き倒れの子を見て心を痛める一休さん。
 安国寺に戻るや、またしても頓智で切り抜けてきたことを和尚さまに叱られ、一休さんは「以後、将軍家はお訪ねいたしません」と和尚さまに誓い、慌てる新右衛門さんにも「上様(将軍さま)にもそうお断りしておいてください」とキッパリ。安国寺を後にした新右衛門さんは「いやはや、マズいことになったでござるよ…」と困惑するも、「とはいえ、一休さんはまだ子供。2、3日すれば忘れるかもしれんでござる」

 後日、寒空に往来を裸足で歩いている貧しい子を目にした托鉢中の一休さんが、あの子たちはお腹いっぱい食べているのだろうか…と心配していたところへ、将軍さまへの献上品である米俵を積み上げた荷台が通り過ぎたのでござる。その後も献上品を積んだ何頭もの馬が続く様子に「贅沢な暮らしの出来る将軍さまとさっきの子たちとでは天地の違いだ。同じ人間だというのに…」と、将軍さまの贅沢っぷりを目の当たりにして憤ったのでござる。
 新右衛門さんに出くわし、いくら何でも将軍さまは欲張り過ぎだ、あの百分の一、千分の一でも貧しい人々に分けてあげられれば…と文句を言っているところに、侍が新右衛門さんに何やら耳打ちを。困っている様子の新右衛門さんに一休さんが何事かと尋ねてみると、何でも今日は将軍さまの誕生日で、集まっている諸国の豪族たちに一休さんをみせたいと言っているらしいのだが、新右衛門さんは一休さんが将軍家に出向かないと和尚さまに約束したことを知っているので、返答に窮していたようでござった。行き倒れの子の哀れな姿、将軍さまへの無駄に豪勢な献上品の数々が頭を過ぎった一休さんは「行く」と返答。“何か困ったことが起こらねばよいが…” と不安に思う新右衛門さんでござった。

 将軍さまのお屋敷に出向き、与えられた無理難題を見事な頓智で解決した一休さんは、帰る際に一枚の紙を将軍さまにと託けていたのでござる。新右衛門さんから手渡されたその紙を見た将軍様は怒り心頭。それには骸骨の絵が描かれ、「貴きも賎きも 老いたるも若きも 更にかはりなし」と書かれていたのでござる。「将軍も下人も同じだというのか!おのれ一休、最早勘弁相成らぬ!」
 一方、安国寺に戻った一休さんは「己が発した約束すら守れぬ者が、何で御仏の教えを守れよう!行け!再びわしの前へ顔を見せるな!」と和尚さまから厳しく叱責され、弁解も出来ぬまま寺を追い出されてしまったのでござる。
 どこにも行く当てのない一休さんは雨の中、ふらふらとお局様(伊予の局。一休の母)の家に行くも、「一休は最早私の子ではありません。御仏の子です」と顔を合わすこともなく言われてしまうのでござる。和尚さんに叱られ、寺を追い出されて母上の所しか行く当てがない、と雨に打たれながら一休さんが縋るも「たとえ別れ別れでも母と子に変わりはないと思っているのでしょう。では例え和尚さまに追われようと一休は御仏の子に変わりはないはず」と、お局様は心を鬼にして一休さんに冷たく言い放ったのでござった。一休さんは雨の中、とぼとぼと寺に戻るしかなかったのでござる。

 翌朝、安国寺を訪れた新右衛門さんは、一休さんが書いた例の紙を和尚さんに見せ、上様の怒りは相当なものだと頭を抱えるも、書かれたものを見た和尚さんはその内容に驚き、“またしても頓智の小細工を――と思うておったが…” と、一休さんの真意を理解したのでござる。
 その頃、一休さんは本堂の中から閂(かんぬき)を掛け、柱に身体を鎖でくくり付けていたのでござる。それに気付いた小坊主たちは和尚さんを呼ぶも、和尚さんは暫し考え、一休さんが死ぬ覚悟だと涙を流したのでござる。
 「一休さんが死ぬ…駄目だ!死ぬなんて駄目だ!」新右衛門さんは草履も履かずに部屋を飛び出し、本堂の扉に何度も体当たりしてぶち破ったのでござる。慌てて駆け寄るみんなを「来ないで!」と制した一休さんは、「私は御仏の子としてここで死ぬのです」と。
 そこへ将軍さまが駆け付けるや、新右衛門さんは一休さんの盾となるよう、静かに腰を下ろしたのでござる。
「おのれ!将軍も下人も同じなどと申す小賢しい奴、さあ詫びよ!」と怒りを向ける将軍さまに対し、無言で首を横に振る一休さんに、「許さぬ!斬る!」と将軍さまは抜刀して斬りかかろうとしたのでござる。新右衛門さんは一休さんを庇いながら
「拙者、嘗て一休さんに約束致しました。何が何でも弟子になってみせると。師匠が死を決すれば、弟子もこれに習うのが当然」と言うや、自ら小刀で髻を切り落とし、
「拙者、この場にて腹掻っ捌きます。然る後、拙者を跨いで一休さんをお連れなされ!」
と切腹しようとしたのでござる。これには一休さんも将軍さまも慌てて、「新右衛門、早まるな!」と将軍さまが新右衛門さんの手から刀を取り上げたところで和尚さんがやって来て、上手く将軍さまを諭したのでござるよ。一休さんが本当に伝えたかったことを和尚さんはちゃんと分かってくださり、将軍さまもまた、一休さんの心根を理解したうえで今回の件を詫び、
「同じ骸骨同士、人に上下の区別があってはならぬ。義満、勉強致した。この骸骨の絵、改めて余の誕生祝として有難く貰い受けるぞ」
 
 そもそもいづれの時か夢にあらざる、いづれの人か骸骨にあらざるべし。貴きも賎きも、老いたるも若きも、更にかはりなし。 一休 (『一休骸骨』より)

 大人になって改めて見ると、本当に素晴らしいアニメなのでござる。でもって新右衛門さんは文武両道で心優しい、ホントに素敵な青年武士なのでござるよ。ちなみにこの回で切り落とした髻でござるが、次の回ではすっかり元通りになってござったので御安心あれ。

    

 新右衛門さんの、というか野田圭一さんの声で魅力度増し増しでござる。
 「一休さん」は296話も放送されたのでござるが、国内で販売されておるDVDは残念ながら50巻(1巻に2話収録)、100話までしかないのでござるよ。だがAmazon Primeで全話視聴可能でござる故、もし見たい方はそちらでどうぞ パソコン





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Last updated  2023.11.01 23:16:35
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