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カテゴリ:漁師の親父達の教え
私の叔父は60歳をとうに過ぎてますが
まだまだ、現役の漁労長です。 叔父はサンマの水揚げ日本一を何回か達成しています。 全国のサンマ船漁労長の中でも常に5本の指に入る腕の良さだと思います。 私の父も漁労長で38歳の時に船を降り、自分で漁業を経営して来ました その父の船に私も24歳から10年間漁労長を務め、 それなりの水揚げをしてきましたが(平均以上の漁獲はしてきました) この、叔父のすごさには どんな事をしてもかないませんでした。 どのように凄いのかと言えば、 ☆漁労長に要求されるスキル☆ 1・自分で魚(サンマ)の群れを探索発見できるスキル 2・乗組員を自分の思うとおりに働かせるスキル 3・他の漁船からの漁模様の情報を正確に判断できるスキル 4・漁獲した魚(サンマ)を鮮度良く保つスキル 5・海上の天候を判断するスキル この他に自分の技量以外の条件として ☆他の漁船より優れた能力のある漁船☆ 1・船の速力 2・船の積載能力 3・サンマ集魚灯の光力 4・サンマ探索用のソナー(魚影探索器)の探査能力 これは、漁船に乗り組む者だれしも望む条件でしょう。 上記のように大きく分けてこの5つのスキルが必要だと思いますが 叔父はこの5つの能力が非常に高いのです、 私はこの叔父が自慢でもあり、コンプレックスでもありました。 なぜなら、何時もこの叔父の背中を追っかけていたからです。 この違いを表現するとしたら、 たとえが悪いかもしれませんが ゴルフにたとえるとシングルプレーヤーは 才能も必要でしょうが練習しだいでは結構な数の人がなれると思います。 しかし、シングルとプロの違いは相当な違いだろうと想像できます。 (私は打ちっぱなしゴルフ程度しかやった事が無いためあくまで想像ですが) 曲りなりも、私もプロの漁労長だったのですが、そのプロのなかでも 世界中のプロの一握りだけがマスターズに参加できますよね その、マスターズで常に優勝争いに参加できるレベルの違いが 私と叔父にあったと思います。 続く・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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