おひとり様のおいしい生活

麗し。









こぼれ梅をご存知でしょうか?
酒粕と同じく味醂を絞った粕のこと。
その様が梅が咲いたように見えることから
この名で呼ばれるようになったとか。

これを知ったのは小説「みをつくし料理帖」。
数々のおいしそうな料理が登場するこの物語の中でも
このこぼれ梅がとても重要で。

これは食べてみたいな使ってみたい。
と思いつつもなかなか手に入らず
半ば諦めていたけれど…

じゃーん!!



この飛鳥山という本味醂
静岡県は藤枝市の杉井酒造さんが作ってる。
これが調味料というよりリキュールと言った方がぴったりで
そのまま飲んでもめちゃくちゃおいしい!

そのおいしい味醂のこぼれ梅を
この度購入できる機会に恵まれた(喜!

そりゃーもー
これが手に入ったら作るしかないでしょ。
みをつくしファンならば当然これよ鼈甲珠。


詳しいレシピはこちらの巻末に載ってます

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まずは味噌床を作ります。
材料はこぼれ梅・味噌・みりん・酒。
レシピでは白味噌と赤味噌を使ってるけど
うちには合わせ味噌しかないんで代用。



これをよーくよーく擂り合わせます。
結構力がいるけど根気よくスリスリ。
※ここで味見をしてあまりのおいしさに感動する



滑らかになったら2/3量をタッパーに入れて
平にならしてガーゼを引いて窪みを作って
慎重に慎重に卵黄を収めます。



残りの味噌をもう1枚のガーゼに塗りつけて
そーっとかぶせて冷蔵庫で3日待つ。



三日目。
まさにこれは鼈甲色!



三日過ぎると急激に味が落ちるそうなので
とっとといただきますっ!






ねっとりとした舌触りの卵黄に
角が取れてまぁるい塩気の味噌の旨味
そして追いかけるようにやってくるほのかな甘み。

ああこれは
確かにこぼれ梅でなければ出せないであろう
なんとも深い味わいにうっとり。

酒だー酒持ってこーいっ!!







この鼈甲珠は少々手間がかかるけど
こぼれ梅は酒粕と同様
甘酒や粕漬けなど用途もいろいろ。

絞り粕とは言えもち米なので
そのまま食べてももっちりしっとり
少しアルコール分のある大人スイーツ。

手に入る機会があったなら
ぜひ一度。





ヾ(｡・ω・)ﾉ ﾏﾀﾈｰ

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この味醂もぜひぜひお試しいただきたい!

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