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カテゴリ:General
昨日、シド・ミードのデザイン云々・・・と書きましたが、デッカードのブラスターは彼のデザインではないはずです。ちょっと説明不足でした。デッカードのブラスターはプロップメイカーが作ったものだと思います。シド・ミードの設定画にあったデッカードのブラスターはなんだかヘアドライヤーのようなデザインで僕はあまり好きではありません。劇中で使われたデッカードのブラスターは実在の銃器の組み合わせで、スタイヤーSSGスナイパーライフルのボルト部分とブルドッグ44リボルバーをくっつけていろいろと装飾してあると記憶しています。しかし、この異様なデザインはSFファンをうならせました。このブラスター、劇中ではマズル・フラッシュ(発火炎)とともに大きな「ドシュウンッ!」という発砲音がします。映画は全編通してジメジメと雨の降る暗いシーンなのでこのマズル・フラッシュが目立ちました。それに比べてスター・ウォーズのアミダラが使っていたブラスターやジャンゴ・フェットのブラスターのデザインの悪いこと!がっかりした。 これは僕が持ってる昔のガレージキットのブラスター。実物とはかなり違いますが、当時はもうこれしかなかったし、これを手にした時は興奮しました。これも改造してあります。とにかくデカイ銃なのですが、ホンマにこんなに大きいのだろうか・・・。そう思ってこれまたビデオを何度も見ました。もうちょっと短いんじゃないのか?それで上の円筒部分と引き金の前の箱の部分を1センチほど切って詰めました。それでもかなりデカイですね。ハートフォード社からM2019チーフスペシャルという名称でかなりリアルなモデルガンが発売されたのですが、高かったので買うのはやめました。アンプやギターの方がいいなあって。 ブレードランナーのもう一つの魅力を書き忘れていました。ヴァンゲリスによる音楽が秀逸です。素晴らしい。シンセサイザーの未来風のサウンドなのですが、どこか懐かしいようなメロディがいいです。エンド・タイトルは昔マツダRX-7のコマーシャルに使われました。まさにブレードランナーのイメージにピッタリのスリリングでやるせないメロディの繰り返しがたまらん。 さて、敵のレプリカント、ロイ・バッティが最後に死に行くシーンのセリフがこれまた秀逸!「そんなめくるめく瞬間もやがては消える時がくる・・・雨の中の涙のように。その時が、来た・・・。」という名セリフがあります。「All those moments will be lost in time...like tears in rain... Time to die...」これに対して劇場版ではデッカードの科白が入ります。「なぜ彼は俺の命を救ったのか?・・・中略・・・彼は自分のことを知りたがっていた。どこから来て、どこへ行くのか。何年生きるのか。」で、最後は英語では「俺はただ座って彼が死ぬのを見ているだけだ」なのですが、テレビ放映時の吹き替えは「でもそれは俺たち人間だって同じことだ。」になっていました。すごい曲げてはありますが、僕はそれはそれで好きです。ブレードランナー、やっぱり大好きだな・・・。 トップの写真は2冊目のペーパーバック。これもかなり読んでますね。 そうだ、お題は劇中のスシ・バー屋台でスシ・マスターのロバート・オカザキが言う台詞。このほかにヘンな日本語が沢山出てきます。 「あれ見ろよ、誰かヘンなもの残していったぜ」とか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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