グロソブvs外貨リバランス2010.7
ウィンブルドンでスペイン人が優勝しましたが、ワールドカップの影で目立ちませんね。やっぱ経済効果的に言えば、ウィンブルドンだろうが、F1だろうが、そんなところでスペイン人が勝つよりも、やっぱワールドカップです。ぜひスペインには頑張ってもらいたい。しかし、次の対戦国ドイツは、先日のアルゼンチン戦を見ましたが、強そうですね。まあ、ドイツでもいいか。とにかくヨーロッパに買って欲しい。そう願っております。さて、2006年の7月にグロソブの毎月決算型を解約しましたが、その辺で、どうもグロソブは為替にすら負けてんじゃないの?という疑問があったものですから、この解約直後にグロソブと同じ割合で外貨のMMF、預金を持ってみて、グロソブと競わせてみようということで始めた企画でした。競わせている相手は、まだ解約していない手持ちのグロソブ3ヶ月決算型で、ノルウェークローネ以外の北欧2カ国、および、日本円を除く、6カ国通貨をグロソブと同じ割合で持ってみて、これを外貨パックとします。で、両者の評価額を比較してみようと言うことです。グロソブも外貨パックとして保有しているMMF、預金もすべて、分配金は税引き後再投資です。しかし、グロソブの通貨バランスは時とともに変化しますので、なるべく同じ条件で競わせるためには、たまにリバランスする必要があります。そこで、毎月最初の週末に買い増しによるリバランスを行うことにしました。基本的に、長期戦に備えて額はかなり少額で抑える方針です。前回のネタは以下に。グロソブvs外貨リバランス2010.6これまで、週末および月末の外貨パック、および、グロソブの評価額は記録しており、比較を開始した2006.7.26の値を100とした比較グラフは以下の通りです。むろん、追加購入リバランスをした際には指数の連続性を保つため適宜補正を加えています。ここのところ円高ですから、どちらも結構ポジション落としつつあります。外貨建ての資産、外貨預金、MMF、投信などにとっては厳しい日々が続きますね。グロソブの通貨構成ですが、実は先月のこの時期まで、残高としてEUR>USDがずっと続いておりまして、これは何年も前からだったと思いますが、6月の途中でついにUSDの残高がEUR残高を追い抜いて、USD>EUR状態となりました。ギリシャ危機の余波で、この傾向はまだしばらく続くかもしれません。しかし、USDも決して盤石でもなく、例えば、USDが30%を超え、EURが20%を割るようなところまで行くのかどうか。個人的にはそこまで行くとややバランスが悪い感じもします。というわけで、ここのところ毎回同じようなリバランスになりますが、USDを買い増して、EUR, GBPを減らしました。他の3通貨は今月はいじらないで済んでおります。外貨パックのグロソブに対する目標範囲は以下の通りです。USDとEUR:USDまたはEUR基準で計算した額の±3%以内GBP, AUD, CAD:USDまたはEUR基準で計算した額の±10%以内NOK:NOK単独以上、北欧3カ国通貨合計以下グロソブの通貨構成(作成基準日2010.7.1週報)USD=28.6%, EUR=24.7%, GBP=3.2%, AUD=10.5%, CAD=10.8%, NOK=8.6%, JPY=6.7%ソニーバンクTTB(JPY, 2010.7.3、NOKは新生銀行TTB)USD=87.51, EUR=110.09, GBP=132.97, AUD=73.64, CAD=82.19, NOK=13.50リバランス後保有残高(USD, EUR, CADはMMF、GBP, AUD, NOKは定期預金、ただし、いずれも少額の普通預金を含むこともある。)USD=2,527.36, EUR=1,784.32, GBP=188.15, AUD=1,047.49, CAD=938.08, NOK=6,585.66