グロソブvs外貨リバランス2010.4
インテルが好決算だった様でして、そのおかげかどうか知りませんが、まあまあでしたね。しかし半導体関連株なんてまったく縁がないマイポートフォリオとしましては、直接的にインテルに引っ張られるものでもないです。さて、2006年の7月にグロソブの毎月決算型を解約しましたが、その辺で、どうもグロソブは為替にすら負けてんじゃないの?という疑問があったものですから、この解約直後にグロソブと同じ割合で外貨のMMF、預金を持ってみて、グロソブと競わせてみようということで始めた企画でした。競わせている相手は、まだ解約していない手持ちのグロソブ3ヶ月決算型で、ノルウェークローネ以外の北欧2カ国、および、日本円を除く、6カ国通貨をグロソブと同じ割合で持ってみて、これを外貨パックとします。で、両者の評価額を比較してみようと言うことです。グロソブも外貨パックとして保有しているMMF、預金もすべて、分配金は税引き後再投資です。しかし、グロソブの通貨バランスは時とともに変化しますので、なるべく同じ条件で競わせるためには、たまにリバランスする必要があります。そこで、毎月最初の週末に買い増しによるリバランスを行うことにしました。基本的に、長期戦に備えて額はかなり少額で抑える方針です。前回のネタは以下に。グロソブvs外貨リバランス2010.3これまで、週末および月末の外貨パック、および、グロソブの評価額は記録しており、比較を開始した2006.7.26の値を100とした比較グラフは以下の通りです。むろん、追加購入リバランスをした際には指数の連続性を保つため適宜補正を加えています。少し円安気味ですので、最近はやや上昇傾向にあります。実は、リバランスの上記方針では、「毎月最初の週末に」となっておりますので、リバランスのタイミングとしてはもう一週間前の週末だったんですが、その時点ではちょっと円安過ぎないか?と思って、外貨を購入するタイミングとしては悪かろうということで、一週間待って先の週末に行ってみたものです。それに、NOKに関しては半年定期にしてあるんですが、ちょうど4/9の金曜日に満期になるタイミングでしたので、リバランスを1週間引き延ばせば、NOKも同時に行えるという形でした。結果としては、先週1週間で若干円高方向に戻しましたので、やや成功です。そして、グロソブの通貨構成ですが、実は前回1ヶ月前からかなり大きく変わっております。基本的にはギリシャ問題が発生してから、ヨーロッパ系を落として、北米系を上げてきたところですが、その勢いが増してきているようです。前回を基準とすると、増加したのがUSD, AUD, CAD, NOKで、減ったのはEUR, GBP, JPYでした。特に大きく変化したのが、USD:20.0→22.9%、CAD:7.8→9.1%と、北米通貨がどちらも1割以上の増加、そして、EUR:35.7→32.7%と1割近く減少、GBP:6.2→4.3%と、こちらは3割も減少させております。このため、外貨パックの方も大きくいじらなければならなくなったわけですが、今回はEURを基準として、USDとCAD、そして、満期になったNOKを買い増しました。NOKはまた半年放置の方針ですから、下記目標範囲のだいたい中間くらいになるように買い増しを行いました。そして、GBPは3割も減らされると、さすがに目標範囲を大きく逸脱しますので、こちらはグロソブと同じく減らしました。EURの他にAUDのみ目標範囲内にあったのでいじっていません。今回はEURを減らすという作業を行わず、現状のEURを基準として他を買い増したため、この企画としては結構大きめの買い物になっております。外貨パックのグロソブに対する目標範囲は以下の通りです。USDとEUR:USDまたはEUR基準で計算した額の±3%以内GBP, AUD, CAD:USDまたはEUR基準で計算した額の±10%以内NOK:NOK単独以上、北欧3カ国通貨合計以下グロソブの通貨構成(作成基準日2010.4.8週報)USD=22.9%, EUR=32.7%, GBP=4.3%, AUD=9.9%, CAD=9.1%, NOK=8.4%, JPY=7.2%ソニーバンクTTB(JPY, 2010.4.10、NOKは新生銀行TTB)USD=92.89, EUR=125.53, GBP=142.87, AUD=86.33, CAD=92.47, NOK=15.67リバランス後保有残高(USD, EUR, CADはMMF、GBP, AUD, NOKは定期預金、ただし、いずれも少額の普通預金を含むこともある。)USD=2,249.34, EUR=2,403.57, GBP=248.96, AUD=975.86, CAD=823.98, NOK=6,585.66