調停に行く
初めて調停に行ってきました。以前にも話していた滞納の件です。今回調停について初めて調べましたが申し立てをしても相手方が来なければ不成立なんですね。そして、相手方が来ても話し合いがまとまらなければ不成立になってしまうそうです。まず相手方来いよ~と祈りつつ裁判所へ出頭!出頭って響きも抵抗ありますが裁判所からの呼び出し状にはそう書いてあります(笑)建物の入り口ではボディーチェックと手荷物検査があります。危険物を持ち込まれる場合もありますからね!そして指定のフロアに行き待合室で待たされます。「おいおい相手方来たら 一緒にここで待つのかよ~!!」と思いましたがちゃんと別々の待合室の様で安心しました。ただしここまで来るルートやエレベーターも同じなので結局同じタイミングで来てしまうと二人きりでエレベーターもあり得ます(笑)そして調停室に呼ばれます。相手方も来るものと思っていましたが通常、交互にそれぞれの言い分を聞くそうで、少し拍子抜け。こちらの言い分は全て紙にまとめていたのでコピーを調停員お二人にお渡しし読み上げました。紙にまとめていたので非常にわかり易く理解できたとの事。過去にこれだけ滞納歴があるのならなぜ賃貸借契約を解除しなかったんですか?解除するに値する内容ですよ。との事。「え!!出来たんですか!?」私や管理会社さんの見解では入居者の立場は非常に保護されているので契約解除などできない。いっそ鍵の交換をしてしまいたい位ですが正攻法ではないのでそれもためらっていました。。そんな考えでしたので目から鱗でした!きちんと順序を踏めば契約解除できるんですね!契約解除の条件。まずは、滞納している事。今回の契約書上は2カ月以上滞納が解約の条件となっていますが今回は2カ月以上でしかも2年前から頻繁にあります。その時点で契約解除の文章を内容証明で相手方に送ります。明け渡し日は最低2週間程度設けてあげる。契約解除をして明け渡し日以降であればこちらで鍵を交換しても問題ありません。これは非常にためになりました。なお、解除の条件は滞納に限らず契約書に明記されている条文を違反していれば解除できる場合もありますのでその際は裁判所等に相談されると良いかもしれません。そして、調停に戻りますが次は相手方の言い分聞き取り。その間は待合室で待機です。その後また呼ばれて相手方の言い分を聞きます。詳しくは書けませんが滞納になった理由や支払い能力についてなど。そしてこちらの言い分と妥協点を決めその内容を調停調書にまとめて頂きます。その作成の間待合室で40分位待機。出来上がった内容をこちらに説明頂き細かい内容の修正。そして相手方も同室に呼びその内容を説明し合意するか確認。合意が取れたら最後に裁判官が入室し調書の読み上げをし調停成立の宣言を頂き終了。気になる合意の内容は・・・・・こちらの申し立て通り6か月分の家賃を期日までに一括返済頂きます。もし支払われなかった場合やその他いくつかこちらの申し立てした内容を違反した場合、契約解除できます。ただこの件はこの先色々あると思うので安心はできませんが、まずはこれで今月一番の仕事が終わりました。ふぅ~一歩前進です。そして後日、完成した調停調書が送られて来るそうです。やってみると意外と安く(今回トータルで4,000円位でした)簡単に出来るので今後も大いに活用できそうです。最後に調停の全面バックアップをして頂いたO様改めてありがとうございます!!