次に出来る事は何か
前回のブログ更新から2週間。その間、様々な事がありましたね。警戒していた緊急事態宣言は初め都市部に限られたもので、それ以外の地域では一部の業種を除き学校や社会生活は何とか平常に進むかに思われました。それも束の間、その宣言も全国に拡大し、今では多くの地域社会や業種で活動がストップになり、身近な所ではショッピングセンターやスポーツジムや行きつけの卵屋さんなんかも休業となり個人的にも日々影響が拡大していくのを感じている所です。それでも世界と比べるとロックダウンしている訳では無いのでまだまだ意識は高く無いかもしれません。ちなみに世界に目を向けるとフェイスブック社では2021年6月まで50人規模以上のイベントをすべて中止と発表するなど様々な動きが見られ、今後こういった事が世界のスタンダードになっていくんだと思います。そして、日本では来年の夏のオリンピックに向けて何とか前向きな目標や見込みなど立てていますがそれも雲行きが怪しくなってきましたね。再延期や中止がいよいよ現実的に。もう少し先に話し合われるかもしれませんね。私自身は発生当初の想定から日々更新され本当に長期化するのだとようやく認識するようになりました。そういった状況を理解した上でも日々の生活はしていく必要があります。私生活で最近一番時間を費やしていたのが母の介護問題。区役所へ申請していた介護保険も「要介護1」の認定が出され週4日程のデイサービスの利用が始まりました。今までは、母が会社を退職した事を覚えられず1日に何度も出勤したり電話してしまったりそれの対応に追われていましたがこれで少し落ち着けそうです。事故の心配もありましたしホッとしました。介護保険サービスは、本人の為であり家族の為でもあるんですね。そして、介護関連にお勤めの方は本当に優秀な方が多いんですね。皆さん丁寧でテキパキと仕事をこなされ本当に頭が下がります。ありがとうございます。あとは、母の車の処分手続きをしました。これで運転する事も無くなり本人のケガはもとより、周りに被害者を出さない為にも本当に良かったなぁと実感しています。認知症を家族に持つ人の車問題は本当に難しいなと思います。あとは、自分の保険の見直し。これは付き合いもあって年々少しずつ増えて行ってたんですが、これも全て見直し。必要無いものは順次解約していきました。最後、夫婦でそれぞれ入っていた民間の医療や生命保険についてほぼ解約し少額の積立型の終身保険に新たに入る事に。いざ、担当者さんに連絡すると緊急事態宣言で業務休止中で手続き出来ないとの事!そこまで影響があるのかと思いましたがしょうがありません。休業明けまで手続き待ちとなりそうです。あとはスマホ!今の今まで大手キャリアでした。物件に関しては1円単位で資料にまとめたりするんですがこういった経費に関して先延ばしにしていたことを今さら反省しています。でも今回が見直す良い機会になりました。これも格安SIMへ変更します。不動産に関しては空室の家賃設定を見直しました。今まではリフォームやプラスαで付加価値を付けてなるべく高い家賃で決めたい。そういった思いがありました。ただそこは、付加価値を付けた上で極力安く貸そう。貸せないだろうか。そう思うようになりました。要は頂く家賃よりもこちらが提供する価値を高くする。当たり前です。ただ、あわよくば、”物件の価値より高く貸したい”そんな欲があったのは事実です。これも今更ながら大家業=商売の本質を考えさせられる良い機会になりました。部屋のスペックを見て割安と感じてもらえるか!?そこが大家の腕の見せ所だと思います。入居率の高い大家さんはそこを継続して実践出来ているから、それだから入居者さんに支持を得られます。そういった思いから今回、空室の部屋を全て下げました。家賃だけ下げれば問い合わせが増えるかというとそう単純なものでは無いですが、それによって若干でも増える、または一番重要だと考えているのが割安に感じてもらえて、入居年数を伸ばす事に繋がるか?そこを今後、時間はかかりますがウォッチしていこうと思います。やっぱり、今回のコロナで自分さえ良ければいいでは通用しない。これからは相手の立場に立った行動をどれだけ出来るか。それはどの業種にも当てはまる事だと思います。これも、事業としても人付き合いとしても当たり前の事ですが、今更考えさせられています。今回のコロナで、物事が自然な姿に戻ろうとしているのかもしれません。家族に関しては、今まで一緒の時間が少なすぎたかもしれませんし仕事に関しても、今は大きな痛みが伴っている業種は多いですがこれが何かを見直す機会となり、考え方次第で長い目で見ると良い方向に持って行く事が出来る。そう信じています。昨日のポールさんの健美家さんのコラムにもありましたが人は初めオギャーと裸で生まれてきました。上手くいかなかったとしても、また初めの姿に戻るだけ。回りへの痛みを伴う事もあるかもしれませんがベストを尽くしたうえでの結果であればそれを受け止め次に繋げていけるようになりたいですね。そして、話しは不動産に戻って、先日、不動産取得税130万円が来ました。その封筒の中に見慣れない一枚の案内が。納税の猶予に関するお知らせでした。固定資産税に関しては市町村によってはこのような案内が入っていますが、取得税でも同様にあるんですね。今回はコロナが長期戦になる事を想定し初めて猶予申請をしてみることにしました。今回初めて知りましたがもともとこういった申請書が存在しているらしく今回はコロナの影響が大きいのでこの様な案内が入っていたようです。申請書自体は売り上げが下がった要因や資金繰りについて所定の用紙3枚ほどに書き込み3時間くらいで記入を終えました。その足でポストへ投函。その4日後には道税事務所の女性の方から確認の電話。今回の内容では昨対で売り上げの減少がしていない(物件買っているので売上げ増えてます。これ大家業ならしょうがないですよね)ただ、入居率は悪化しているし、影響は理解できる。との事で、徴収猶予ではなくて換価(カンカ)猶予という扱いになるそうでその旨の説明を受けました。その後、申請から7日間ほどで承認の電話が再度ありました。とても丁寧に説明頂き、延滞料も通常の8.9%からコロナの場合は1.6%になるそうで、約6,500円の延滞金だけで済むそうです。支払いはこちらの希望通り5回に分けました。1年以内に完済であれば、その支払い時期や回数もある程度こちらの都合に合わせて頂けるようでした。今回のコロナがキッカケで様々な事を見直し、初めての事も沢山経験出来ています。新しい考えや価値観も生まれました。色々ありますが、起こった出来事に自分なりに考え手を打ち、その結果が出ると嬉しいですしそうじゃなくても常に手を打って行く。それは仕事や事業にかかわらず私生活でも人生においても同じなんですね。『次に出来る事は何か』また今日もチャレンジです。