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カテゴリ:神秘体験空間
シュタイナーの講義の要約を随分と休んでしまったが、また、そのうち続けるとして、新たに、ドリールの秘教真義という本から、適度に抜粋して紹介してみたい。
シュタイナーとドリールの述べる内容は若干の違いこそあれ、ほぼ一致している。ドリールと比べて、シュタイナーがやや西洋に偏向している傾向があるにせよ、秘教を学ぶ道は、困難な道しかないということで、一致している。 ドリールは、この書の第2部の完全理解を特に推奨している。 ドリールは、特に、その書で触れているが、秘教を学ぶに必要な精神は、次の3つであるとしている。 1.飽くなき求道心 2.欠く事のない忍耐力 3.利己主義の棄却 人間は、物質化することで、神という宇宙意識から離れ、個という人格を形成したが、この個は、仮想にすぎなく、その証拠に、日々人生に現われる出来事の意味を理解できないでいる。 キリストは、この個を「迷える子羊」と呼んでいる。 もし、個が現実であるなら、個に必要な現実が、人生の日々の出来事として現われるはずだから、予め、出来事の意味を知っているはずである。 つまり、いま起こっていることは、過去に自分が起こしたなんらかの要因から生じているはずのもので、その要因から生じた結果に対する良い教訓となるはずであるから、つまり必要な経験として体験すべき出来事であることを瞬時に理解できるはずである。 親鳥が幼仔に餌を与える様子と比べてみればよい。 しかし、ほとんどの人間は、目の前に起こる出来事に対して、認識できないで、こんなはずではないと、路頭に迷い、本心から、信じてもいない神に祈る利己的な幻想の個さえも生み出している顛末なのである。 つまり、ほとんどの人間は、自分が何者であるかさえも理解できずに、日々、自分という幻想を追いかけ、その幻想がつくる人生に振り回され、苦悩している次第なのである。 本当の自分とはなんなのか? よく考える時間さえも持とうとはしない。 これでは、人生の終末に訪れる死を克服するどころか、人生そのものが死んでしまっている、というわけである。 有名な、「われ思う、故にわれあり」さえも理解できていない。 いま現在の思想を含めた行動が、その後の自分、明日の自分をつくっている。 その自分がどこからくるかといえば、宇宙からであるはずであろう。何者も宇宙の法則なくしては、生まれないからである。 例えば、物質は、究極の法則であるエネルギーの保存則を破ることはない。 エネルギーとは、宇宙の方向性で、宇宙が進む意志そのものだからである。その法則に抵抗するのには、それ相応のエネルギーを必要とするから、エネルギーの法則が認識できるわけである。 だから、宇宙が進化すると同時に、その一部である自分もエネルギーを介して進化する。 だから、ドリールは、古からいわれてきたように、自分を理解すれば、宇宙も理解できるといっている。人間の意志が、宇宙の意志を基にしたもので、いまあるのは、宇宙があるからである。 つまり、宇宙は、人間に必要なエネルギーを与え、人間を養っているからである。 しかし、現代人はどんどん利己的になり、自分さえも失おうとしている。簡単にいえば、エネルギーの使い方を浪費している。 例えば、悪い例が、原発などである。汚染させても、その責任すらとろうとはしない。 何が問題かといえば、一体感の欠如にある。例えば、地域住民の心情を考えれば、汚染などできるものではない。大きな迷惑をうんでいるからである。目にみえない存在にも影響を与えていることも考えていない。 そもそも、なぜ、地球が地球人に与えられているのだろうか? 地球が最も地球人に快適さをもたらすからである。人類には地球が最も相応しいからである。そんな基本は、火星や月をみれば一目瞭然だろう。地球の苛酷な環境でさえ、月や火星に比べればまだマシである。 人類は馬鹿じゃないのか?と本当に思うことがある。 目の前に与えられた地球よりも、苛酷な月や地球で暮らそうとする非現実的な思い込みを絶賛するバカさ加減は理性を失い深刻ですらある。宇宙船飛ばすのにどれだけカネがかかるのか小学生でも計算できる。NASAには優秀な科学者が沢山いるというが、その構想はSFの方が遥かにマシである。 地球がなくなれば、月や火星なんていっている余裕などなくなるよ。 そうつまり、地球への一体感が欠落しているのである。その前に人類への一体感である。地球を破壊すれば、それは人類への存亡の危機となって巡って来る。現代は発達した文明だと馬鹿現代人は標語のように叫ぶが、エジプトのピラミッドの意味さえも理解できていないではないか、現代人が優秀であるのなら、ピラミッドが解明できないはずがない。 大学生が、小学生の問題を解けないというようなもんだ! このドリールの書によれば、「世界は、そこに住むものにより限定される。」という法則があるという。 つまり、地球は、地球人により限定されるわけで、地球以外に住むのなら、地球人をやめないといけない。 だから、3次元世界から抜け出ないといけない。多大なエネルギーを費やそうと、3次元世界から抜け出ない限り、無駄に終わるということである。 小学生の問題を解決できないで、大学に進むことは許されない。 自分たちさえよければいいのか、その自分とは幻想でしかないのにね。幻想を追っかけ、最後に幻想に殺される。 幻想を追いかけるのをやめ、宇宙の意志、法則に従順に生きることが、魂の向上、つまり養分となる。これがソクラテスの説いた魂の配慮なのである。 汝自身を知れ、さすれば、宇宙の法則を理解できる。 自分を知れば知るほど、宇宙もその自分の成長を知ることになり、成長する。親が子の成長を喜ぶのと同じである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年01月07日 23時08分15秒
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