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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2013年01月22日
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カテゴリ:神秘体験空間
 オカルトでは、4次元世界のアストラル界は、想念(イメージ)が即座に現実化する世界だといわれている。 

 ドリールによれば、人間の身体にも、12のエネルギーセンターと呼ばれる4次元世界に関係する霊的な器官があるらしい。

 ドリールによれば、ネガティヴな想念(イメージ)が現実化すると、病気になるという。だから、病因は、ネガティヴな想念(イメージ)であるという。

 人間が、この物質界に生まれてくるのは、ネガティヴな想念(イメージ)をもたないためであるという。仏教でいうところの執着心を無くすためである。

 だから、自己は、ネガティヴの想念からなっているといえる。シュタイナーによれば、前世で改善すべき問題点を集めて、自己をつくり、今生に生まれるという。つまり、簡単にいえば、前世で嫌いだった人物に成り代わって生まれてくるようなものである。

 だから、利己(エゴ)がネガティヴ想念からなるので、悪であることはいうまでもない。

 そのような話を伺わせる、あるサイトに遭遇したので、以下に抜粋して紹介する。

 ☆  ☆  ☆

 ひとりごと、ぶつぶつ
 http://satoru99.exblog.jp/

 マウスとの約束

 私は、某大手製薬会社の主任研究員だった。国立大学の医学部を主席で卒業し米国へ留学して博士課程を修得した。在学中に発表した論文は学会の注目を浴び、帰国後ただちに、この会社に三顧の礼をもって迎えられた。若手研究者たちのリーダー的存在として自他ともに認めていたのだ。

 しかし、或る日から私は、偏頭痛の発作にしばしば襲われるようになった。それも不思議なことに時計で計ったように正確に1時間間隔で5分間ずつ激痛に見舞われる。そうなると仕事どころか何もどうすることも出来なくなる。頭を抱え込んでうずくまってしまうしかない。

 友人に頼んで精密検査を受け、身体のすみずみまで調べてもらったが原因は掴めなかった。他の専門医にもかかったが結果は同じだった。ただ、私には思い当たることがあった。しかし、今まで最先端の近代医学を学んできた私の理性が、どうしても否定するのだ。そんなバカなことがあるはずもないと。でもやっぱりそうなのだ。あの夢を見てからだ。あれが夢だったのかどうかも定かではないが、夢に違いない。マウスが人間の言葉を喋るはずがない。

 あの夜、私が寝付いてまもなくのことだったと思う。
 「ドクター起きろよ。起きて話を聞くんだ。」
 耳元でする声に驚いて薄目を開けて私が見たのは、白い一匹のマウスが枕元に立ち、私を睨むようにして人の言葉で話しかけているのだった。

 「ドクター、もういいかげんにしてくれないか。俺たちの仲間が毎日毎日世界中で何千何万と殺されている。おまえに俺たちの悲しみが分かるか。俺たちが受けている苦しみがどれほどのものか分かるか。俺たちをデータ作りの実験の道具としてしか扱っていないおまえは、俺たちの気持ちなど考えたこともないだろう。俺たちの受けた痛みの万分の一にも満たないが、おまえも少しは味わうがいい。」

 そう言い残してマウスは消えた。

 仕事にも集中できなくなり、学会への出席もあきらめた。過労が原因かもしれないということで、しばらく休養することにし温泉につかったり気ままな旅にも出てみた。しかしあいかわらず頭痛は根気よく正確に1時間ごとにやってきた。熟睡することも出来ず、体力はひましに弱っていった。鎮痛剤の量も増え、生きる気力さえも失って、遂に私は或る晩睡眠薬を多量に飲んで自殺を図った。

 朦朧とした意識の中へ再びマウスは現れた

 「ドクター、まだ簡単に死んでもらっては困るね。どうかね、これで少しは俺たちと痛みや苦しみを共有できたってもんだ。俺たちにだって感情があるのさ。ましてやわけの分からない薬を飲まされたり注射されたりするのは嫌なことなのさ。そう言えないでいるだけだ。医者なら命の尊さを誰より知っているのではないのかね。人間のために他の動物の命を犠牲にするのは間違っている。これからは動物実験は止めると約束してくれないか。」

 私はマウスと約束し元気になって東京へ戻ったが、研究所には戻らなかった。なぜか研究生活への興味も情熱もすっかり失せていた。しかし、私とマウスとの、あの不思議な出会いはいったい何だったのだろうか。子供のころから周囲に期待され続け、本当の自分の進むべき道を知りながら本心を偽り続けて生きてきた。マウスは私の良心が形になって現れたのかも知れない。

 今、私は船で小さな島々を訪れる巡回医療に忙しい。行く先々の人たちは私を頼り待ちわびていてくれる。以前は研究室にこもりきりで、痩せて青白く目ばかりをギラつかせて不満ばかりを口にしていた。それが今はどうだ。南国の陽を浴びて赤銅色に日焼けした顔は地元の人たちと区別がつかないほどだ。毎日毎日が楽しく遣り甲斐がある。

 青空にポッカリ浮かんでいた雲がいつの間にかマウスのような形になった。

 「久しぶりだね、ドクター。元気そうじゃないか。病気の本当の原因がどこからくるのか分かっただろう。身体が病むのは身体でしか表現できないからだよ。身体をいじくりまわしたり薬を飲むのもいいけれど、まずは心を健康にしないとね。」

 終

 癒しのための短いお話たちより

 ☆  ☆  ☆

 オカルトでは、肉、霊、魂の3者が調和をとることで健康が得られる、としている。神学でいうところの三位一体のことである。3者に調和と秩序をもたらしているのが、宇宙意識である。

 宇宙意識を端的に表すなら、「エヘイエ アシェル エヘイエ」で、ドリール曰く「バランス(秩序)によりバランス(秩序)をもたらす働き」といえる。

 さて、紹介した上記の話で気になるのは、「マウス」である。オカルトでは、睡眠時に、霊魂は、4次元世界に旅している、といわれているから、その「マウス」は、上記の話の主人公の霊魂が、4次元世界に旅したときに、想念(イメージ)により実現化した存在と考えられる。

 つまり、ドリールのいうところの、ネガティヴの想念の現実化、と考えられる。主人公に、偏頭痛を与えていたネガティヴ想念が現われたわけである。

 そのネガティヴ想念は、「身体をいじくりまわしたり薬を飲むのもいいけれど、まずは心を健康にしないとね。」と自らの正体を明かし、ネガティヴから、ポジティヴに移り変わろうとしている。

 太古から、このような話は、神話として語られてきたが、その多くは、4次元世界のアストラル界でみた現実を伝承してきたものと考えられる。

 ネガティヴ想念は、そのままだと、物質界に馴れた人間にはみえないから、人間の意識から、物質界の姿や形をかりて語るのである。

 ネガティヴ想念が語る「心の健康」とは、宇宙意識との調和のことである。宇宙意識である神から離れて生きることはできない。たちまち、病気に至り、霊魂は消滅へと向かう。宇宙意識が土台となるから、根を張ることができる。それはネットワークにつなげなければ、ネット社会を認識できないのと同じである。

 重要なのは、3次元世界では、思っただけでは実現しないことであるが、ネガティヴな想念をもち続けると、いずれ実現化し、病気になる。病気になって発症するまでは、ネガティヴ想念が蓄積しているので、病気を除いても、また複雑で致命的な病気を発症するだけなのである。

 根本のネガティヴ想念を善導しなければ、複雑怪奇な合併症を生じるだけで、宇宙意識から、次第に離れていくだけなのである。近代の医学が、ヒポクラテスの生命の樹の教えとして忘れてしまった真実とは、宇宙意識とつながることである。





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Last updated  2013年01月22日 13時54分14秒
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