鹿児島の顔は桜島‐。桜島フェリーは,観光客や県民の生活の足として24時間運航しており,年間乗客数は約540万人。
鹿児島市は,来年3月の九州新幹線の鹿児島ルート全線開業を見据えて桜島フェリーの試験クルーズや新船導入,改修に取り組んでいます
市によると,試験クルーズは「よりみちクルーズ」と命名。5,6月に各2便,10,11月に各3便,いずれも水曜日に鹿児島港発で運航します。桜島南西沖に浮かぶ神瀬をぐるりと回り,大正溶岩原を見学しながら桜島港に着く航路。所要時間は通常航路の3倍の約45分間で,船内で桜島の見どころや歴史を音声で案内する。事業費約32万円。乗船料は,他の定期便と同じ大人150円,小学生以下80円。
[桜島の足湯]
また,総事業費約25億円を投じ,桜島フェリー初の電気推進船を建造し,11年3月までには就航の予定。3基の発電機が動力で「環境に優しい上に低騒音で経済的」とアピール。全長57メートル,総トン数1270トン。旅客定員は657人,車載能力は大型9台と乗用車32台。
ほかにも約2千万円で既存船の客室を改装したり,自動ドアを設けたりする。築40年の桜島港フェリーターミナルも4703万円をかけ外壁や待合室の美観を整えます。
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