文政年間(1818~1829年)の島津藩政時代にも茶業は奨励されていましたが,本格的な栽培は第二次大戦後からです。1883年には全国の4%程度の生産量だったものが,現在では全国の2割を超える第2位の産地となっています。
▼お茶の効用
1 頭すっきり 朝の目覚ましには「番茶」
サッパリとした味と香りが身上の「番茶」。
熱々のたっぷりとした一杯で,カラダも頭もシャッキリ朝一番にピッタリです。
2 食事タイムは「ほうじ茶」で
テンプラや揚げ物など,脂っこい料理には「ほうじ茶」のすっきりとした香味がベスト。
料理の味もきっと一層おいしいものになるでしょう。
3 二日酔いは,おまかせの「上級煎茶」
昨夜は飲みすぎた~なんて人には,さわやかな味と香りの「上級煎茶」が最適。
すこしさましたお湯で,ていねいに入れ,頭と体をリラックスさせてください。
4 休息タイムは,とっておきの「玉露」
疲れた頭をリフレッシュするには,とっておきの「玉露」などはいかがでしょうか。
鮮やかな色,独特の香りがもう一がんばりエネルギーに。
◇日本一のお茶の産地,静岡県
1244年,聖一国師(しょういちこくし)が宋よりお茶の種子を持ち帰り,静岡市郊外の足久保に植えたのが始まりといわれています。のちに松尾芭蕉が「駿河路や花たちばなも茶のにほい」と詠んだことからも,古くからのお茶の産地であったことがうかがえます。
明治維新のころ,徳川藩士などによる牧之原台地の開墾により,日本一のお茶生産地となりました。1883年には全国の14%足らずだった生産量が,現在では全国の4割強を生産する大産地に成長しています。
川根・天竜・本山(ほんやま)などの山間地は,気象条件に恵まれた高品質のお茶の産地として有名。また牧之原周辺では,味の濃いお茶づくりをめざし,苦渋みの少ない深蒸し茶の製法が開発されました。
まち楽 鹿児島といえば…?「お茶,黒豚,焼酎,・・・」と,おいしい名物が盛りだくさんです。また,薩摩切子などの美しいガラス製品や三角錐の形をしたお猪口「そらきゅう」など,工芸品も大変魅力的です。
ANA航空便(全国900便)と全国の宿泊施設(約20,000軒)を自由に組み合わせて,オリジナル国内ツアーが作れます。★★