>>>薩摩琵琶--神田宏司 父・小椋佳から引き継いだ和の世界
出典:小椋佳倶楽部 http://www.gfe.co.jp/ogla/biwa.html
神田宏司:1973年5月26日に生まれる。中学受験で青山学院入学。14歳の時,原因不明で脳梗塞になる。高校に入ったが授業についていけず自主退学。その後色々な事をやってみたが続かず,そんな時に琵琶と出会う。9年近く石田琵琶店の坂戸の工房に行き,2003年その工房を卒業する。
琵琶制作のきっかけ
演奏を習い始めてから一年位過ぎた頃中村鶴城氏の講演を聞きに行き、実際に琵琶作りを見て、感動。次の日にはもう石田琵琶店へ足を運びました。
琵琶を習うきっかけ
ある日突然父が琵琶を習いたいと言い、「お前ももやらないか」と誘ってきました。それじゃあとばかりに、自分も「やるよ」と即答。その翌週から早速晴風会の山下先生に薩摩琵琶の演奏を習い始めました。
琵琶の魅力・楽しみ
五線譜では表せない音が出る事。無限の音が出る事。余韻が良い事。打楽器と弦楽器の二つの楽器になる事。
一番楽しいのは、制作の最後に琵琶を鳴らして音が出た時ですが、同時に大変緊張もします。
一生懸命に作ったものが鳴らなかった時のつらさは何とも言えないものです。
なぜ音が鳴らないのか、という研究にはいいのですが。
笠沙町との交流
鹿児島県笠沙町では町立美術館会館五周年を記念し、坂田美子さん(小椋佳のバックバンドにも参加)による薩摩琵琶演奏会が行われました。演奏会に参加した児童達が薩摩琵琶に興味を示したことをうけ、町では教育現場での活用を決定。町による「薩摩琵琶による地域づくり事業」は薩摩琵琶から歴史や弾法を通じ心豊かな青少年育成を目指しています。
先生に、演奏会で弾奏した坂田美子さんを迎え、五弦五柱薩摩琵琶(非力でも弾くことができ、五線譜の演奏にも適する、比較的新しい種類の琵琶)を使用し、弾法や語りを教えています。薩摩琵琶は本来高価ですが、神田宏司が無償で譲り受けた薩摩琵琶を手直しし、安価で提供しています。
薩摩琵琶(さつまびわ) 普及品 fs2gm
小椋佳 生前葬コンサート [ 小椋佳 ]