▼復元される門司港駅
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hoto:JR九州HPより https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/07/25/180725Newsrelease001.pdf
JR九州は21日,国指定重要文化財で,約6年かけ大規模改修中のJR門司港駅(北九州市門司区)について,2019年3月10日に全面開業すると発表した。洋食レストランなどが営業を開始する。駅業務は今年11月,改修した駅舎に切り替えた。
>>>北九州・門司港レトロ
北九州市の代表的な観光地として知られる門司港レトロ。はかつて九州の玄関口としてにぎわった門司港の当時の栄華をしのばせる多数の建造物を修復し,レトロをレセプトにして観光地に作り替えたもので,年間約200万人以上の観光客集めている。
世界の顔「ポートモジ」をレトロな街並みで再現
かつて大陸の玄関口として栄えた北九州市門司港。古代から陸海の交通の要衝として機能し,石炭が世界的に重要なエネルギーになると,筑豊の大産炭地を後背地に抱えていたことから,明治末期から大正にかけて急速に港湾整備が進められた。1889年には国から特別輸出港として指定を受けたことで,一時は全国一の入港船舶数を誇った。
こうして門司港レトロは北九州市の代表的な観光地となり,ピーク時の03年には年間255万人もの観光客を集客した。しかし,近年は観光客数が200万人前後で推移するなど伸び悩んでいる。
そこで門司港レトロのてこ入れに向けて,施設のリニューアルが相次いでおり,13年には旧大連航路上屋がリニューアル,14年は料亭「三宜楼」がリニューアル,14年に開業100周年を迎えたJR門司港駅も改装した。こうした建物のリニューアルに加え,門司港レトロの新たな魅力を創出しようと芸術・文化を付加価値とする動きも出てきている。
一方,レトロ地区の中核施設である門司港ホテルは2015年2月に東京のケン・コーポレーションに譲渡され,
プレミアホテル門司港に生まれ変わった。
プレミアホテル門司港(旧:門司港ホテル)