カテゴリ:YA!&児童書
ジョン・グリシャムの子供向けミステリーですが、 早朝。今日からいよいよ、八年生の修学旅行が始まる。この旅行のために、生徒達は何ヶ月もがんばってきた。ドーナツを売ったり、車を洗ったり、オークションをしたり・・・皆で熱心に取り組み、目標額の一万ドルよりも多い、一万二千ドル近くが集ったので、生徒一人当たりの負担額は一二五ドルになった。旅行先はワシントンDCで、引率は10人の先生と、8人の保護者代表。長距離をバスで移動し、ホテルに到着。セオはエイプリルに誘われ、地下鉄を使って「フォード劇場」に行くグループに加わった。その帰りがけの地下鉄の中で、セオは見覚えのある顔に出くわした。前に見たときとは少し違っている気が・・・・あれはピーター・ダフィー!「ゴルフ場殺人事件」の容疑者で、指名手配犯だ! どういたらいいんだろう・・・・・ 弁護士である両親の影響もあり、法律と裁判所が大好きなセオが、修学旅行さきのワシントンで、逃亡中の指名手配犯・ダフィーと遭遇!降りる駅に着いたものの、ダフィーが降りる駅を確認するため、そのまま地下鉄に乗っていたセオは、携帯電話でダフィーを撮影、降りる駅を確認するが・・・ なるほど、皆でお金を稼いで、そのお金を足しにして修学旅行に行ったりする学校もあるんだ。コレなら、行けない子も出てこないな。ちょっと納得。(いや、別の子供向けミステリーのシリーズで、ちょっと気になっていたもんで・・・) そして、やっぱり保護者の<付き添い>があるのね。親のことは好きだけど、ちょっと離れていたいお年頃のセオ君の心の声にはちょっと笑ってしまった。しかし、今回のセオ君は、ちょっとばかりやりすぎな気も。だって、大人としては、知らない街での単独行動は、危険だからやめてほしいし、裁判のために学校をサボるのも、やはり、賛成できないのよねぇ。まぁ、私も子供のときだったら、同感してたかもしれんが? そして、事件が無事解決と思いきや、なにやら不穏な空気が・・・気になるところだわ。 ミステリー好きの小学校中学年ぐらいから、大人まで十分楽しめるミステリーです。アメリカの法律や裁判の仕組みも、よくわかります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年08月18日 17時14分36秒
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