カテゴリ:奈良
今日1月31日付の毎日新聞奈良版で、8車線化(高架4線、平面4線)された大宮道路の渋滞が解消していないという記事が出ました。 問題の場所は、こちらですね。これまで地上の4車線だった阪奈道路について、近鉄橿原線を越えたところから、宝来町の奈良パークホテル付近までの区間を拡幅&高架4車線増設して、渋滞を解消しようと言うものです。(「概成」ということですので、まだ完成というわけではなさそうです) 尼ヶ辻から西へ、尼ヶ辻橋東詰の先、近鉄線を越えると高架道路と地平道路に分れる↑ 阪奈宝来交差点は、大宮道路(阪奈道路)と大和中央道の立体交差↑ 最大の問題が、この宝来の阪奈&第二阪奈と大宮道路高架&地平の複雑なやりとり↑ 新聞記事では「高架道路から第二阪奈道路に入れない」ことが問題としてあげられていて、県も将来的にはこの点を改善したいとしています。 ただ実際には、このあたりの通行はもうちょっと複雑なんですよね。車線を選び間違うと目的地に行けなくなるという「クイズ」か「パズル」みたいな目に遭います。唯一、第二阪奈から来た場合は、「高架か地平か」を選べます(「大宮通りか三条道路か」も選べる)が、それ以外は違います。 その1) 1300年祭春フェア開幕前に拡幅開通して、無料シャトルバスのスムーズな運行にその功績大であった「三条道路」(三条菅原線&R308号)ですが、広々と気持ちの良い三条道路から、大宮道路の高架へは入れません。 せっかく気持ちよく走ってきたのに、大宮道路地平の信号に引っかかってしまいます。がっかり(但し大宮道路地平からは、第二阪奈、阪奈どちらへも行ける) その2) 記事のように、第二阪奈へすすむような場合は、尼ヶ辻を過ぎた時点で地平に降りて信号に捕まりながら宝来ランプをめざしますが、知らずに高架に上がった場合は、上記写真の宝来で第二阪奈方向への車線変更が出来ないので、そのまま阪奈道路を学園前インターまで進んで、藤の木台を抜け、砂茶屋から第二阪奈中町ランプへ上がります。 近鉄線越えから第二阪奈までの間、地平をとおれば信号は「4ヶ所」ですが、高架を通っても、そのあと学園前インターから信号が「7ヶ所」もあります。(いったいどうしろというんでしょうねえ) その3) これまでの阪奈道路を生駒方面から来た場合も要注意です。奈良国際ゴルフ沿いで右手から第二阪奈が割り込んでくるあたり、これまでなら、右に行こうが左に行こうが別段支障はなかった(まあラブホテルに入るには左でしたが)のですが、現在は「ここが運命の分かれ道」で、右=高架道路、左=地平道路と進路が決められてしまいます。 (第二阪奈からの車線を越えるような車線変更は不可) ☆なぜこんな「ケッタイな」ことになったのでしょう。 巷間伝わる話では、道路設置者の県側では、宝来での4者(地平・高架×阪奈・第二阪奈)スクランブルをさせるつもりだったのが、安全第一の警察からストップをかけられたというもの。たしかに、大宮道路地平以外のどちらからも「下り坂」で車が交錯するというのはちょっとおそろしい。 普通に考えれば、自動車専用で信号のない第二阪奈と、大宮道路高架部とを直結するのが自然に思えるのですが、そうならなかったのは、何か「オトナの事情」があったのでしょうか。さいわいにも、1300年祭の混雑はなんとか乗り切れましたし、大きな事故もなく過ごしていますので、これからどうするのか、智慧の出しどころのような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.31 19:53:51
コメント(0) | コメントを書く
[奈良] カテゴリの最新記事
|
|