テーマ:ブランドシティ奈良(51)
カテゴリ:奈良
「いんぎょまち」と呼ばれるところがあります。中街道の「ならまち大通り(杉ヶ町高畑線)」を南へ渡って、しばらくゆるい下り坂の先に四つ角があります。左手(東側)には、狭くて少し急な上り坂があります。この坂の道沿いが「いんぎょまち」、正しくは「陰陽町(いんようちょう)」という町です。聞きようによっては「金魚町」と聞こえてしまったりしますが。 陰陽町は、「陰陽師が住んでいたところ」と一時話題になりましたが、別に魔物と戦う人たちがいたのではなくて、暦を作る人たちの町でした。この陰陽町の町家で、市が取得したものがあると聞きましたが、この建物でしょうか。大きい建物ではありませんが、奈良の町家らしい格子の家ですね。 その隣にあるのが「れいふさん」こと鎮宅霊符神社です。「鎮宅霊符」というのは、陰陽道の災厄除けの護符のことだそうですが、この神社はその陰陽道の天帝「北極星」=「天御中主神」(アメノミナカヌシノカミ)を祭神とする神社とされています。仏教では妙見菩薩なのだそうですが、詳しいことは他所でお調べ下さい。 で、なによりも奈良町の霊符さんといえば、このかわいい狛犬たちです。阿形も吽形もどっちもニンマリと笑ってますよね。 この陰陽町の坂を上ると高御門町に出ます。書道美術館や奈良市史料保存館、「あしびの郷」などのある町ですが、安井の散髪屋さんから下る角も、なかなか急な下り坂です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.07 21:46:38
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