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カテゴリ:独立起業物語
そんなこんなで、新しい会社での生活が始まりました。
このレーザー溶接機でやる仕事とは、「金型」の修理でした。「金型」とは、たとえば手元にあるプラスチック製品は100パーセントこの「金型」から出来ています。 たとえば、100円ライターのプラスチックの部分で考えてみましょう。ライターの形をした鉄の型(金型)の中に溶けて液体状になったプラスチックを流し込みます。プラスチックが冷えて固まったら、金型から取り出します。これで、ライターの形をしたプラスチックの出来上がりです。 上司からいろいろ説明を受けた後は、とにかく修行修行の毎日でした。最初からうまく出来るわけもなく、上司に怒られながら練習でした。当然お客さんの金型を修理させてもらえるわけもなく一日中練習用の鉄の塊を溶接しました。 顕微鏡を見たこともないような自分が1日中顕微鏡をのぞきながらの仕事で、頭が痛くなり、肩がこり、目はかすみ、手はヤケドをして、かなりつらかったですね。 三時の休憩(10分間)の時に、タバコをすいながら遠くの山々を見て「俺にこの仕事は向いているのかな・・・」と悩みました。 しかし、そんな生活も3ヶ月を過ぎたころからいいペースになってきました。溶接も上手になり、お客さんの金型をなおせることにもなりました。 そして半年を過ぎたころ、ふとアドバンス4番の頭の片隅をなんとも大それた考えがよぎったのです。 「これで独立できんじゃねーかな」 いくつか会社を渡り歩いてきましたが、どの会社にもろくな上司はいないし、会社のやり方が気に入らないし、こうすればどうかと提案しても聞き入れられない、そんな経験をしてきた自分はもう会社の気に入らないところを直してやる、ということが不可能だということが分かってきていました。 すると当然「だったら自分が社長になればいい」という考えが出てきます。 しかしいろいろ考えてみたものの、どんな仕事で独立したらいいか、なかなか思いつくものでもなくレースをやめた後数年間はずっとそんなことを考えていました。 しかしここに来てレーザー溶接、金型修理に出会ったわけです。独立起業を考えてる中で「これならいけるかも!」と思った仕事は初めてでした。 いよいよ、アドバンス4番は独立企業に向けて動き出した・・・かったのですが独立起業っていってもまず何から手をつければいいか分かりません。 どーすればいいんだろ、おれ、どーすりゃいいのよー!!(棒CM風に) と、いうわけで次回からいよいよ独立企業に向けてアドバンス4番は手当たりしだい、という感じに動き回ります!! これがうわさのレーザー溶接機です。なんとか画像を載せてみました、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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