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カテゴリ:独立起業物語
さてさて、お金=銀行ということで来てしまいました。銀行に。
朝、銀行が開くと同時に中に入ると一番奥の窓口にありました、「ご融資」の文字が!!臆することなくその窓口に突き進みいすに座ったアドバンス4番の目に飛び込んできたものは、い・か・に・も!!銀行員といった感じの顔でした。歳は40から50の間、やつれ気味の顔にメガネ。 とりあえず話を切り出します。 「今日はどんな御用ですか?」と、事務的な感じで銀行員。 「実は独立起業の為の資金を借りに来たんですがそういった制度はありますか?」とアドバンス4番 「いったいいくらくらいですか?」と、明らかに不審そうな銀行員。 「う~ん、1200万!!」 ・・・・・言っちゃいました、この男。とうとう言っちまいました!それも平然と。今考えてもよくもまあ言ったものだと思います。見てください、銀行員から返事がありません。 少し間があって、なんとか体勢を立て直した銀行員がつぶやきました。 「1200万ですね・・・」 「1200万です!!」 「自己資金は?」 「ありません」 いやまあ、よく言ったものだけどアドバンス4番としても必死なわけです。 なんとかお金を借りないと独立起業どころじゃありませんから。 でも、こんな30そこそこの若造に開業資金で大金を貸すわけもありません。何しろ家を建てるお金なら働けば返せるわけですが、開業資金と言うのは、会社を辞めて自分で仕事を始めて、その仕事が失敗したら同時にお金が返せなくなるわけですから貸すほうとしてもなかなか貸すものではないでしょうね。 案の定、銀行から借りられるものではなく変わりに県や市の補助を紹介され記入用紙をもらって追い払われました。でも事前に自分で調べた結果、県や市の補助制度は自己資金半額が原則です。(つまり1000万必要な人で、500万貯金がある人には残りの500万貸すよということです。) それでも藁にもすがりたいアドバンス4番は「銀行員なら何かほかの方法を知っているのかも!!」と思い、その用紙を握り締めて家に帰りソッコーで書き込みました。 必要資金 開業当初の売り上げ予想 安定した後の売り上げ予想 予想必要経費 独立起業しようと思った理由 この仕事で独立起業しようと思った理由 独立起業しようとしている業種のセールスポイント などなど 昼過ぎにはその書類をもってまた銀行へ。すると窓口の銀行員は明らかに驚いた顔で、「もうもってきたんですか?」と一言。 当たり前です、こっちは必死なんだから、これがだめならほかの手を考えないといけない。そのためにも良いか悪いか結果が早くほしいわけです。 でも今考えるとこの時の銀行員の表情は「もう持ってきたの?」という驚きの表情ではなく「また来たか!」の表情だったと、今思い返してみれば思うわけです。くっそ~~~ とりあえず、必要書類を渡して返事待ちになりました。 1週間くらいたって、銀行から電話がありやはり自己資金半額無いと貸してもらえないとの事。 ここでアドバンス4番は気がつきました。 銀行はこんなやつに貸したくもない→とりあえず県などの補助の書類を渡して追い返す→追い返したのに書類に記入して持ってきちゃったよ→しょうがないから(確実にだめなのは知っているけど)県に打診してみる→やっぱだめでしょ、ささっとあきらめな こんな図式ではなかっただろうか(えっ?考えすぎだって?そんなことは無い・・・と思う) くっそ~~~~!! 俺様なめんなよ、絶対許さないからな!!(逆恨みかも) 俺の会社がうまくいってがっぽりもうけたときに、貯金してくださいとかお金を借りてくださいねって言ってもぜっっったいにこの銀行はつかわねーからな!!! (負け惜しみかも) そんなこんなで、「アドバンス4番銀行に行く」は失敗に終わりました。 でも後ひとつ、あとひとつだけ手段が残ってるんです。まだあるのかよ、とか思わないでください。本当に最後の手段です。 まだまだあきらめないぞ~!! という、アドバンス4番の叫び声とともに次回予告!! アドバンス4番の言う最後の手段とは何なのか?なんなのか?なんなのか~!! ついに明かされる最後の手段、アドバンス4番つむや、つまざるや!!(某漫画風に・・・ってこんな漫画誰も知らないか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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