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カテゴリ:独立起業物語
前回の片田舎の商工会議所での熱い戦いを終えたアドバンス4番は、
「ここまでいろいろ大変だったし、結果が出なければ動きようもないからゆっくりしよう」ということで、会社が終わるとうちに帰りゲームなんかしながらゆっくりしていました。でも神様は意地悪です。アドバンス4番をいじめる手を緩めたりはしません。 熱いバトルから2日後に国民生活金融公庫から電話が来てこんなことを言われました。 「保証人のことですが、お母様だけではちょっと。同居人以外で探してください。同居人だと、最悪の場合借主と一緒に逃げれますから」 「しつれいな!!!<(`^´)>」 アドバンス4番ものすごく頭にきましたがそれ以上に困りました。 母はアドバンス4番が3歳の時に離婚、その後、女手ひとつで育ててくれました。頑張り屋で女でありながら精密会社で課長にまでなりました。そして土地と家を買ったのが5年前です。そのころアドバンス4番はレースにうつつを抜かしていました。母は、 「自分の人生なんだし、やりたいことをやりなさい」 といってくれていましたのでその言葉に甘えていました。その母が保証人になってくれるときにこういったのです。 「なに、失敗して家と土地を取られたとしても命までとられるわけじゃないし、またもと(家と土地がなかったころ)に戻るだけさ」と。 アドバンス4番は今回のことはもちろんいままでのことも含めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。絶対この仕事を成功させて母を楽させてやるんだと決心もしました。 それなのにまたここでつまずいてしまったんです。 本当に困りました。困りましたが決まりは決まり。しょうがありません。 ほかに保証人といわれてもそんな人に心当たりはありません。でもそこはなんとか探すしかないです。1週間ほど探した結果二人ほど見つけることが出来ました。「保証人になってくれる人」ではなく「なってくれそうな人」なんですがね。 そこで公庫に電話をして聞いてみました。 「保証人になってくれそうな人が見つかりました。」 「おいくつの人ですか?」 「58歳です」 「働いてる人ですか?」 「働いてます」 「資産はありますか?」 「資産??」 「家とか土地とかです。」 「う~ん、ないですね~」 「ではだめです」 「・・・そうですか、じゃあもう一人いるんですがその人は持ち家で、畑2枚と田んぼ2枚もってる人で資産はあります。」 「はたらいてますか?」 「いや、もう定年で・・・」 「ではだめです」 「なっ!!どないせえっちゅうんじゃ!!<`ヘ´>」 こんな感じで自分で考えていた候補はあっという間に全滅。神様の意地悪~!!と叫びたくなりましたよ、この時は。 「くっそ~、なんだかんだ言って結局貸す気がねえじゃねえかよ!!ふざけんなよ!!」 逆恨みかもしれませんが言いたくなりますよ、これくらい。 なんだかんだ言っても30そこそこのアドバンス4番の人脈に、1000万の保証人になってくれる人がそうそういるわけがありませんもうだめかな、と思い始めたとき母が一言、言いました。 「あの人に聞いてみればなんとかなるかも」 「あっ、あのひと!!!・・・・ってだれ???」 次回予告 さあ、諦めかけたアドバンス4番を助ける母の一言!「あの人」とはいったいダレなのか?果たしてアドバンス4番は公庫を納得させることが出来るのか!?そして「あの人」を最後の頼りだと決心するアドバンス4番!!「あの人」のもとに向かいこの状況を打開できるのか!!いざ勝負!! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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