馬出九大前駅までは行っても、JR箱崎宮駅や箱崎九大前駅まではなかなか・・・・そんなところにJAZZ喫茶があるらしい。
場所を調べ、地下鉄の1日券を買って箱崎九大前駅から歩くことにしました。時間は15分ほどらしいのですが・・・・折しも台風の影響か、夕暮れの福岡は大雨です! 出張用の小さな折りたたみ傘だったために、店に着いた時にはもうびしょびしょ。これはもう店内で乾かすしかありませんな。
行ったお店は須恵川のほとりにある珈琲館ありんこ(HPはいきなり曲が鳴るので注意)。
外観は小さなドライブインみたいだなぁ。
中にはいると、いきなりドア左手にアンプやのオーディオシステムが! 珍しい配置ですね。こんな入り口そばで雨に濡れたりしないのかしら。
店の奥には(HPとは異なる)サンスイ箱に入ったJBLユニットベースの自作スピーカーがありました。
面白いのは、そのスピーカーの間にダーツボードがセットされていること。ダーツがエンクロージュアに刺さったりしないのか? ツイーターを射貫いたらどうするのか? そんなことには目をつぶるのか? いずれにしても不思議な感じがします。
店内にはいると女性グループしかいませんでした。普通の喫茶店という認識なのでしょうね。でんとJBLが構える店にしては珍しく若い女性誌が置いてありましたから、九大の学生さんもくるのでしょう。ダーツボードもそのためかもね。(どう考えてもオーディオよりもダーツの方が客を呼べそうだし。)
にしては、小ぎれいでオシャレな店内でもないんですが(爆
水出し珈琲を頼んでカウンターに座り、スピーカーを凝視。そんな客は少ないのでしょう。
店主はこの店のオーディオに(音に)相当の自信をお持ちらしく、能弁に語り出しました。よそでこんな音は出ないんだ、マルチシステムじゃなきゃダメなんだ、ベンツで乗り付けてうちの音の良さに首を傾げて帰る客が何人もいるんだ、と。
ま、そんなこともあるかも。
音そのものは、店の看板でもあるSonny Rollins/Saxophone Colossusあたりで止まっているようです。なので一言で言えば古い。選曲がそういうものばかりなら、それはそれでいいのかな、という感じですね。
さすがにこの季節、小一時間でズボンも乾いてしまいました。
1時間半ほど店にいて、去り際に店主が“またき”か、“またこ”か、いずれにしても「また来いよ」とニヤリ。場所はわかったので、筥崎宮観光がてら寄ろうかな