Jeyさんから,Barkrey Audio Alpha DACをお借りしました。
懐かしいですね,Alpha DAC。CHORD QBD76購入時に店頭で比較試聴した機器ですよ。あの時は透けるような水明な音が見事でしたが,なにせ見た目がイマイチで,とても100万円弱の機器には見えず。というか初代(いや予告なき変更の二代目かもしれん)QBD76は何とも言えない弾力ある音が魅力で,それとPass Labs Rushmoreを組み合わせたら良さそうだと思ったんです。同じCHORD DAC64Mk2からの買い換えでしたから順当でもありましたし。
一方月日は流れて。
いやいやこの間の「Rushmore絨毯事件」(もはや個人的には事件の域)で,その音はモロボシダンとウルトラセブンくらい変わってしまいました。もちろんダン=セブンですから本質は変わらないけど,変身前変身後でエメリウム光線が出せるか出せないかくらいの違いがあります。あぁこの音ならQBD76よりもAlpha DACの方が…というのは後付けの理由。
タイミングがたまたまRushmore絨毯事件と重なっただけで,本当はRushmore~DAC直結を試してみたかったんです。つまりはプリアンプを飛ばし,DACで音量をコントロールし、更なるシステムの簡略化を目指すこと。
プリアンプを抜くことは我が家の永久欠番機器"Ayre K-1Xe"を抜くと言うことですから,これはAE2SignatureをPass Labs Rushmoreにしたくらい大決心というか大実験なのですが,次のステップ(ブレイクスルー)があるとしたらこれかな?と思います。
確かにK-1XeよりSNがよく音楽的なプリアンプはたぶんあるでしょう。でもオーディオ機器の魅力とはそういう一面だけではなく,所有欲や愛着も含めての話。そうすると,K-1Xeの次のプリアンプが脳裏に浮かびませんし,別に探したいとも思いません。
一方で次のブレイクスルーはDACかなとも。DACにはまだまだ先がある。
そうするとヴォリューム調整機能付きDACは、自宅のシステムで試して見る価値ありですね。
(続く)