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カテゴリ:その“農業論”って、いたい。
少雨と多雨。極端な天気が増えてます。K
関東の水不足問題の関連として2012年分の再掲載です。 ご参考までによろしかったら。 ↓ 日本の農業生産にとって大事な水の問題を考えた場合に まず第一に 挙げなければならないこと、それは日本の降水量の変化です。 気象庁の全国の51地点での継続した調査や国立環境研究所の調査で、 とくに西日本を中心にしたほとんどの地点で年降水量の変動が大きくな っていることが報告されています。つまり 極端な多雨と、そして極端な少雨の年 が多くなってきているのです。 それはすなわち 「水がほしいのに、降らない」 「水が過剰なのに、まだ降る」 という異常気象が増加しているのを示しています。 極端な少雨の例として・・・2011年の3月からおこった宮崎県にお ける大渇水ですが・・・県央の一ツ瀬ダムのダム湖沿いの道を走ってみた 光景は、つぎのようなものでした。 ![]() いっけん、緑に覆われたのどかな写真に見えますが、 ![]() 注目すべきは、ダム湖の 喫水線 です。 ![]() いつもの年であれば、緑の下は、ほどなく水面。白く見える崖のが、 普段は湖水に沈んでいる部分 になるのです。 ![]() 建設当時に“西日本最大のダム”ともいわれた一ツ瀬ダムのダム湖の貯水 量がこの状況なのですから、このときの水事情がいかに逼迫したものであっ たのかがわかろうというものです。 付け加えて、もうひとつ。 ![]() 上の写真は、ここ一ツ瀬ダムよりも北、大分県にある北川ダムに関する 2011年5月21日付けの新聞記事ですが・・・このように〔50年ぶりとも 形容される大干ばつにおいて〕東九州各地のダムでは、 史上はじめての低水放流を実施しなければならない というほどの貯水率の減少という事態に見舞われてしまったのでした。 そしていっぽう多雨の例ですが・・・ この大干ばつの翌年〔2012年〕には 甚大な被害をもたらすことにな る 九州北部豪雨 が起こることになります。。 ということで今回は、日本で増加している異常気象の例として〔多雨の例 となる大水害とは異なって一般的なニュースとして取り上げられることの 少ない〕干ばつについての実例のご紹介でした。 ![]() まずは水資源というはなしでもありますね。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 30, 2016 10:49:22 AM
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