|
カテゴリ:健康管理
マダニ被害。まだまだ注意を。
10月となっても、いわゆる温暖化の影響なのか日中などはまだまだ 暑い日本列島。 そのような気候の変化にともなって、注意すべきは マダニの存在です。 なんといっても昔から知られている「つつが虫病」や「日本紅斑熱」、 そして近年では ヒトがかかった場合の致死率がとくに高い「SFTS/ 重症熱性血小板減少症候群」を媒介するわけですからね。 そんなマダニの活動期間は4月から11月下旬といわれていますが・・ 10月10日には 滋賀県より、同県 近江八幡市の50代会社員の 男性がマダニにかまれたことによる「日本紅斑熱/にほんこうはんねつ」 に感染し、9月14日に死亡したことが発表されました。 また10月16日には広島県により、同県三原市に住む90代の女性が SFTS/重症熱性血小板減少症候群により15日に死亡したと発表さ れました。同じく広島県。80代の女性も10月12日に発熱後、同じ SFTSと判明し、その後死亡されたことが発表されています。 どちらの県の場合も、発熱などの症状がでたあとに医療機関を受診され その後治療をつづけていたにもかかわらず 治療のかいなく死亡された ということで、マダニはなんとも怖い病気を媒介するものだなと ニュ ースを聞くたびに再認識してしまいます。 → 致死率についてはこちら そしてこういった病気が増加していく現状を見聞きすることで思うのは、 マダニの活動の活発化を助長する気候の変化[温暖化]と、マダニの吸血 源となることで結果的にマダニを運んでいると思われる動物たちの増加 ぶり[人の住環境への進出の機会が増えますからね]でしょうね。 さてそして・・・そのような現状をみての対策ですが、 やはり マダニに咬まれないようにすること が大切です。 植生上で吸血源の動物が通りがかるのを待ち伏せする のが、マダニの 習性なのですから、 山などに入る場合には長袖・長ズボンに手袋などを着用し肌の露出を少 なくし、さらに虫よけのスプレーなども併せて使用することが、なんと いってもの基本の防除法となります。さらには、畑仕事はもとよりガー デニングや庭の剪定作業など、ちょっとした 繁みや草むらであっても 装備に注意すべき時代になったのかもしれませんよ。 なんといっても イタチ,タヌキ,キツネに ハクビシンやアライグマ などの動物たちが 都市部のヒトの生活圏でさえ、たびたび見うけられ るようになった昨今。あなたのお庭が動物たちのかっこうの❝通路❞にな っている可能性も・・なきにしもあらずなのですからね。 → こちら。 → 山ありダニありの回は こちら。 ひとつ、気になること。それは近江八幡市で日本紅斑熱のために お亡くなりになった50代会社員の男性の、感染場所や日時が不 明であったという点です。マダニにかまれた痕を確認できずに、 この方には 海外渡航歴もなかった ということなのです。 ちなみにマダニではなく、マダニに咬まれたであろう ネコから SFTSに感染した話は こちら。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 18, 2019 05:07:42 PM
[健康管理] カテゴリの最新記事
|