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テーマ:ニュース(99476)
カテゴリ:時事問題
メキシコの空港になぜか日本人ホームレスが住み着いて「人気者」になっているという。
http://blog.jageek.com/2008/11/noharahiroshi.html このニュースをみて映画「ターミナル」を思い出した。 東欧から来た旅行者が祖国の政変で空港から出られなくなるという話だ。 そういえば映画「ターミナル」の主人公は風呂はどうしてたんだっけ。 最後まで小奇麗でホームレスという感じはしなかった。 まあ、それに比べるとこの日本人自称ノハラヒロシさんは、あの手塚治虫がときどき端役で描くルンペンの風貌にそっくり。迷惑かけてんならともかく「人気者」というのなら別にいいじゃない。 ※ それよりも日本大使館が「健康等も心配なので云々」と退去を進めている方が偽善的な感じがする。国内にいる何万というホームレスや生活困窮者の健康など歯牙にもかけない日本政府がなぜ海外の空港に入る一人のホームレスの健康に気を配るのだろうか。 タイかどこかでも日本人無職者同士の犯罪があったし、これからはこんなのも増えていくのかもしれない。 ※ 映画「ターミナル」では、英語が全くできない主人公が空港内で英語の本を買って独習し、次第に英語をマスターしていく。決して知的な人間ではなく、むしろ素朴で善良な男なのだが、必死で英語をしゃべろうとする様子が印象的だった。ノハラヒロシさんも、空港にいるあいだにすこしはスペイン語がしゃべれるようになったのかしら。 世界中から人々がやってきて出会い別れる場としての空港。 そんな空港にいたら退屈しないだろうし、映画「ターミナル」を見たときは、ちょっぴり空港に住んでみたくなった。 風呂のある空港だったら住んでもよいかもしれない。 ※ 映画「ターミナル」では、なんとなく東欧人に対する西欧人の蔑視というか差別意識みたいなものを感じた。東欧人の主人公は素朴で善良だがなんとなく鈍くさくて、彼と言葉が似ているということで通訳をやらされるロシア人もどうしようもない人間という描かれ方をされている。実際のところはよくわからないのだけれども、あのスプートニクショックも「社会主義」に負けたというのがショックというよりも、西欧人が東欧人に先を越されたというのがショックの本当の理由なのかもしれない。 ノハラヒロシさんの空港ホームレス生活もそのうち誰かが「ターミナル」パート2のような映画にするかもしれない。そのとき、日本とか日本人とかは、どのように描かれるのだろうか。 別に彼が日本の恥だとか、さっさと退去すべきだとかそんなことをいうつもりはぜんぜんないのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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