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カテゴリ:時事問題
検査をやっていても感染を抑えられない国もあるが、韓国や台湾など一応感染を抑え込んでいるところは確実に検査を行っている。検査と隔離、そして厳格な出入国管理しかコロナを抑え込めないのかもしれない。夏祭りどころか秋の祭りも次々と中止になり、園遊会や国体のような行事も延期されている。withコロナの長丁場だというが、afterコロナを目指すのをあきらめた日本では、このままずっとこういう「新しい生活様式」が続くのだろうか。
このところ、新規感染者1000人以上が続いているが、お盆過ぎが正直恐ろしい。 多くの人が帰省し、孫を祖父母に見せ、和気あいあいと郷里で楽しい時を過ごす。高齢の祖父母は当然地域の医療機関を受診することもあれば、シュートスティやディサービスといった施設を利用することもあるだろう。都会から来た子供や孫から老人に、老人から医療機関や介護施設の職員や他の利用者へ…と感染する例が相当あると思うし、クラスターも発生するだろう。そうなれば1000人が2000人、2000人が4000人になるなんてあっという間だ。こういうのってほとんど人災ではないのだろうか。 そろそろ感づいていると思うが、コロナ対策は、経済か感染防止かの二者択一ではない。感染防止ができないと結局は経済も回らない。よく、持病のある老人以外は気にしなくてもよいとか、ピンピンコロリでよいではないかという言説もあるが、それはしょせん他人事だから言えること。外食したり、旅行をしたりできるうちに、コロリといきたい人はいない。gotoキャンペーンは経済を回すのに必要だが、息子夫婦には帰省しないように行ってある…という議論が通用しない。毎日何千人も感染者が出るような状況では、外食、旅行、理美容、ライブなどに行くのを控える人が多いので、経済も回らないが、その一方で、なまじ店が開いており、政府も旅行キャンペーンなどをやるので、やはりウィルスをまき散らす人もおり、感染の方も終息しない。まさにあぶはち取らずという状況である。 秋風が吹くころ、地方のあちこちで、医療崩壊、介護崩壊なんてことにならなければよいのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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