|
カテゴリ:メンズカウンセリング
昨日も少し書いたけれど、私の脳の配線はどうも人と違うらしい、と気付いたのは高校生の頃。子どもの頃から普通の人ができる事ができなくて、苦労しました。にも関わらず、人の思いつかない事は変に理解できたり熱中できたり。今で言うLD(学習障害)とラベリングされるだろう状況でした。
私の心に湧いてくる言葉は「今の世の中おかしいからなんとかしなくては」ということ。何をどうすればいいのか無力な私にはなんにもわかりません。で、ノーノーというばかりで、絶望するしかありません。考えればしんどくて、不安障害にも悩まされ、パニックが怖くていつもアルコールがそばにないと不安でした。そんな高校生時代。 アルコールが断てたのはそれから15年後。不安障害からもほぼ完全に自由になれました。ほんとに長くて暗い時代です。けれどとても貴重な学びの時間でした。 不安から解放された私は、自分のあるがままを受け入れ、あるがままで生きる事を選びました。定職に就かず、したい事をするという日々。この辺りの事は死という絶望を受け入れた人にしか通じない事かもしれません。多くの人は不安に駆られて働き、生きていますから。 そんな私の特殊な能力は人の感情(思考については若干)がかなりの確度で読み取れるというか、感情が伝わってくるのです。別な言い方をすれば、共感力が強いという事。知識や技法でカウンセリングするまでもなく、そばにいる事で感情を共有できるから、それがそのままカウンセリングになって行きます。 世間の価値観やシステムに同化せず、独自の価値観やライフスタイルを提示し続けるアウトサイダーを生きる事自体は、さほど困難なことでもつらい事でもありません。そんな人は少なくないですから。 けれど、自分しかわからない感覚をもち続け、それを人に伝えようとするときの難しさは、なかなか孤独な作業です。世間と同じ価値観やライフスタイルで満足できる人にはどうにもわかってもらえない世界ですから。 そんな私は今日は四人のつらい方の話を聞かせて頂きました。いずれも女性です。彼女たちの話を聴く私は男性ではなく白紙のような私で聴いているような気がします。語られる言葉の色をどんどん写し込んで行きながら聴いて行きます。やがて相手の心が白く軽くなるころ相談が終わります。 もちろん私の心はどんな色に染まっても自由に再生できるみたいで、その色にとらわれてしまうという事はありません。だからいろんな人が、そんなに人の話を聴いてしんどくなりませんか、と心配してくれるようなことにはなりません。 この一連の心の作業には努力も苦労も不要で、ごく自然にできるから我ながら不思議です。やっぱし脳の配線がおかしいんですよねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[メンズカウンセリング] カテゴリの最新記事
僕も子供の頃から、できることとできないことが極端で、普通の子ができないことができるのに、簡単なことができなかったのです。したがって、先生からは、ふざけとるのかと怒られ続けました。
結果、どんどん引きこもりになり、中学時代は、女子たちから、「気持ち悪い」と毎日言われ続ける日々。受験の直前になって、パニック障害になり、成績が一気に落ちたため、職員室に呼び出され、親にも本当に心配をかけました。 その後、高校になってからは、もはや学校に通えず、不登校。といってもまだ不登校という言葉はなかったので、甘ったれ、我侭、親のしつけが悪いと、白眼視される日々。外に出ることも出来ず、田舎のおばあちゃんの家に避難していました。 あの当時のトラウマをばねにして、僕はここまで来たんですね。 僕も定職に着いたこともなく、結婚もせずこの年になりました。普通の人は、当然のことのように結婚し、定職をもちますが、僕にはそれができないのです。 一生、結婚しない、定職を持たない主義ではありませんが、どっちにしろ、自分のなかにインスピレーションがひらめくまではしないだろうなあと思っています。僕は、運命を信じるので、現実に結婚する、あるいは定職をもつときには、何らかのインスピレーションを感じるだろうなあと思うんです。 そうそう星占いによれば、来年は魚座の飛躍の年。今年は、飛躍に向けてのウォーミングアップの年です。僕は、本を出す計画をたてていて、今年原稿をあげて、来年と思っていますから、当たればいいですけどね(笑)。味さんも魚座ですよね。 (2009/01/18 08:12:52 AM)
多動症も強迫症もそうですけど、セロトニンの不足かもしれませんね。セロトニンは禅の高僧などはものすごく分泌されているとか・・・
規則正しい生活とか、テンポのよい繰り返し運動(ランニングとか)でセロトニンは分泌よくなるらしいです。 あと、精神の安定には、亜鉛がいいらしいですね。 鬱になりやすいひとも、ストレスとかが原因ならば、ビタミンCや、B群をたくさんとる。カフェインやニコチンを摂取しない。 とか、いまは、サプリメント市場は一兆円市場で、コンビにでもどこでも買えますから。便利になったものです。 亜鉛は、セックスパワーも相当つくらしいです。すっぽんとか、バイアグラとかの精力剤も比べ物にならないくらいの威力だそうです(笑) で、マイナス思考とか、トラウマとか、いろいろ心身に負担をかける心理作用がありますが、これは、認知行動療法的な知識を持った上で、記憶や仮想空間でのリアリテイー上で、マイナス思考の無限の暴走(笑)をとめる努力をし、ストレス⇒鬱の回路を、脳内物質やストレスに対抗できる身体環境を準備することで遮断する。そして、マイナス思考が無限に暴走する分、プラス思考も無限に暴走する(笑)という真理に気づくべきでしょう。そこで、仮想空間での自己のゾーンをずらし、プライミングをかけてリアリテイーを構築し、ホメオスタシスを利用して、そこに近づいていけばいいだけの話。自分自身の臨場空間、環境の「支配者」である、ということに気づけばあとは簡単。ここでは「コントロール」つかっていいんですよね。ははは (2009/01/18 12:14:39 PM)
それは、脳内の現実においては、やなことを思い出したり、マイナス思考をすることによって、その経験を、思い出した回数、思考した回数、「経験」したことになるからでしょうね。
衝撃的な例を挙げると、これは、スラヴォイ・ジジェクがあげている例ですが、ラカン派とフェミニストが決定的に対立するのは、レイプに関する心的外傷についてです。 そこに、男とはけだもので、いつ襲われるかわからない、とつねに警戒している人と、健康的で心身ともに健やかな人がいた場合、レイプにおける心的外傷は、圧倒的に前者の方が大きくなります。これはDVでもおそらくそうでしょう。 なぜなら、常日頃から、想像し、仮想空間で経験していたことが、まさに、現実になった、ということに強烈な外傷が生じるからです。 DVもおなじ。ヒステリックなフェミニストが、おとこにコーヒーをこぼされてやけどしたら・・・dvだと警察に訴えるかもしれません(笑) 記憶を制御し、己の想念に責任をもつこと。 ここに、人間としていかに生きるべきかの倫理がみいだせるようなきがします、 (2009/01/18 12:29:46 PM)
共感力が強いという事。知識や技法でカウンセリングするまでもなく、そばにいる事で感情を共有できるから、それがそのままカウンセリングになって行きます
これは、感情レヴェルでの情報空間に味さんが敏感だからでしょうね。情報空間においても、同調、ホメオスタシスが働きますから、感情レヴェル、心理レヴェルにトラブルを抱えている人が、健康的な人と一緒にいると、健康な人に同調する作用が働きますね。これは、楽しい人と一緒にいれば楽しくなるのと同じです。 しかし、病んでいる人に共感するというのは、心理療法家が相当健康で強いこころを持っていないと、引きずられることにもなりますね。相手が、自分より器が大きい本物の病人の場合、真剣に関わったら、終わりでしょうね(笑)。 心理療法家の体制というのは、心理士達が、自分達を権威で守るという側面のほかに、その本来の意図としては、自分たち自身の心を守る、という側面がありはしないかと思っています。それなら、援助にならないだろ、というのもわかるのですが、援助者がネットワークを作ってそのなかで支えあうというのも絶対に必要な気がします。天才は別でしょうけど(笑) (2009/01/18 12:49:46 PM)
MAYUさんはじめまして
例の知り合いのことですけど、 子供のころから出来ないことがない子でした。先生が忙しい時、代わりに授業をさせられたくらいの小学生。体育系の科目以外は苦労せずにダントツで一番。女の子たちには王子様と呼ばれていました。中学高校は二流だけど私立の名門校でエスカレータで大学へ。卒業後は親の商売の跡取り仕事。イケ面でもあったせいか、ブルジュア好きだった大学時代の色恋の相手と、結局離れられずに結婚。彼女のサポートでいっぱい資格を取り、男の役目を通したけれど、定年になって、横暴暴力にはもう疲労困憊と妻に見捨てられたのだそうです。 この方も魚座なんですが、MAYUUさんやじゃふれくさんと同じに運が向いてくるのでしょうか? (2009/01/18 06:52:41 PM)
自分自分さん
魚座は、心が綺麗過ぎて現実に適応できないんですよ(笑)。僕と味さんはピッタリですよ(笑)。その人はどうかわかりませんが。 まあ、若い頃幸せだった人は、年取ってから迷いが来るのでしょう。 僕は、10代の頃に不登校の十字架を背負わされて、それから少しづつその重荷を下ろしていくような人生でした。 本当に長い道のりでした。僕の人生は10代のときが真っ暗で、少しづつ闇が明けていくみたいな人生だなあと思います。 最近になって、友達も増えて、定職はないし、結婚もしていないけど、本当に幸せだなあと感じます。 僕の人生はこれからです。 (2009/01/18 07:44:47 PM)
MAYUさん
お返事ありがとうございます。 同じ魚座でも天と地、月とすっぽん、いろいろあるということでしょうね。そういえば血液型と性格判断はまったく無意味だともいいますものねえ。 その知り合いの人は子供の頃は幸せだったとは思っていないみたいで、人生のことを運命とも考えていないで、もっといえば自分で作るものだくらいに考えている、そのくせ出来れば運が向く年でっせと言われてもみたいらしいです。 迷信に惑わされたくはないけど、もし未来が見えるものなら是非見てみたい、そうすれば不安や恐怖からのがれられるかもしれませんからねえ。 でも、それもこれも人によって色々でっせと言われると、やっぱりなと納得、と言うことでしょうか。 (2009/01/18 09:29:32 PM)
MAYUさん
>僕も子供の頃から、できることとできないことが極端で、普通の子ができないことができるのに、簡単なことができなかったのです。したがって、先生からは、ふざけとるのかと怒られ続けました。 ほんとにねえ、普通でないこどもは大変でしたねえ。 >あの当時のトラウマをばねにして、僕はここまで来たんですね。 そう、乗り越えればどんな体験も意味がでてきますね。 >僕も定職に着いたこともなく、結婚もせずこの年になりました。普通の人は、当然のことのように結婚し、定職をもちますが、僕にはそれができないのです。 フツーの人の不幸は味あわなくてすみますよ。自分らしく自分に満足して生きる事、これが最高。 >そうそう星占いによれば、来年は魚座の飛躍の年。今年は、飛躍に向けてのウォーミングアップの年です。僕は、本を出す計画をたてていて、今年原稿をあげて、来年と思っていますから、当たればいいですけどね(笑)。味さんも魚座ですよね。 はい、魚座の年ですかねえ。 ----- (2009/01/18 09:32:20 PM)
ke-さん
>規則正しい生活とか、テンポのよい繰り返し運動(ランニングとか)でセロトニンは分泌よくなるらしいです。 それはよくわかります。考えるより動く事、そして感じる事、と言う私の主張の根拠です。 >あと、精神の安定には、亜鉛がいいらしいですね。 はい、できるだけ未精製の穀類やら海産物を増やすといいですよねえ。 >亜鉛は、セックスパワーも相当つくらしいです。すっぽんとか、バイアグラとかの精力剤も比べ物にならないくらいの威力だそうです(笑) ははは、私は亜鉛不足かなあ、なんちゃったりして。 >で、マイナス思考とか、トラウマとか、いろいろ心身に負担をかける心理作用がありますが、これは、認知行動療法的な知識を持った上で、記憶や仮想空間でのリアリテイー上で、マイナス思考の無限の暴走(笑)をとめる努力をし、ストレス⇒鬱の回路を、脳内物質やストレスに対抗できる身体環境を準備することで遮断する。 そう言う事です。ですから、いろんな回路を働かせるべく、さまざまな思考回路、行動様式・・・すなわち多様な文化を持っている事が大事。 >自分自身の臨場空間、環境の「支配者」である、ということに気づけばあとは簡単。ここでは「コントロール」つかっていいんですよね。ははは そうそう、自身の神経回路や、情動のコントロールはOKでしょう。 ----- (2009/01/18 09:46:50 PM)
けーさん
>それは、脳内の現実においては、やなことを思い出したり、マイナス思考をすることによって、その経験を、思い出した回数、思考した回数、「経験」したことになるからでしょうね。 ジュディス・ハーマンのセラピーか破綻したのはそれですよねえ、回復どころか、さらに傷ついて行く。 >衝撃的な例を挙げると、これは、スラヴォイ・ジジェクがあげている例ですが、ラカン派とフェミニストが決定的に対立するのは、レイプに関する心的外傷についてです。 フェミの文脈でレイプの意味もより深刻なものになっていきます。 >そこに、男とはけだもので、いつ襲われるかわからない、とつねに警戒している人と、健康的で心身ともに健やかな人がいた場合、レイプにおける心的外傷は、圧倒的に前者の方が大きくなります。これはDVでもおそらくそうでしょう。 そう言う事、不安の心理はネガティブな神経回路を強化しますから >なぜなら、常日頃から、想像し、仮想空間で経験していたことが、まさに、現実になった、ということに強烈な外傷が生じるからです。 >記憶を制御し、己の想念に責任をもつこと。ここに、人間としていかに生きるべきかの倫理がみいだせるようなきがします、 そのためには、余程の冷静さと支援する者の愛情が必要だとは思います。 ----- (2009/01/18 10:12:58 PM)
けーさん
>それは、脳内の現実においては、やなことを思い出したり、マイナス思考をすることによって、その経験を、思い出した回数、思考した回数、「経験」したことになるからでしょうね。 ジュディス・ハーマンのセラピーか破綻したのはそれですよねえ、回復どころか、さらに傷ついて行く。 >衝撃的な例を挙げると、これは、スラヴォイ・ジジェクがあげている例ですが、ラカン派とフェミニストが決定的に対立するのは、レイプに関する心的外傷についてです。 フェミの文脈でレイプの意味もより深刻なものになっていきます。 >そこに、男とはけだもので、いつ襲われるかわからない、とつねに警戒している人と、健康的で心身ともに健やかな人がいた場合、レイプにおける心的外傷は、圧倒的に前者の方が大きくなります。これはDVでもおそらくそうでしょう。 そう言う事、不安の心理はネガティブな神経回路を強化しますから >なぜなら、常日頃から、想像し、仮想空間で経験していたことが、まさに、現実になった、ということに強烈な外傷が生じるからです。 >記憶を制御し、己の想念に責任をもつこと。ここに、人間としていかに生きるべきかの倫理がみいだせるようなきがします、 そのためには、余程の冷静さと支援する者の愛情が必要だとは思います。 ----- (2009/01/18 10:12:58 PM)
ke-さん
>しかし、病んでいる人に共感するというのは、心理療法家が相当健康で強いこころを持っていないと、引きずられることにもなりますね。相手が、自分より器が大きい本物の病人の場合、真剣に関わったら、終わりでしょうね(笑)。 たいていの心理療法家は自己防衛のために、クライアントから距離を置きますよねえ。 >心理療法家の体制というのは、心理士達が、自分達を権威で守るという側面のほかに、その本来の意図としては、自分たち自身の心を守る、という側面がありはしないかと思っています。 そう言う事ですね。 >、援助者がネットワークを作ってそのなかで支えあうというのも絶対に必要な気がします。天才は別でしょうけど(笑) ネットワークの目的が援助なのか自己防衛なのか、そこがわかっていればいいですけれど。なかなか・・ ----- (2009/01/18 10:25:40 PM) |
|