寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

背番「１８」桑田復活！…５４日ぶり４７球投げた
2007年5月20日06時00分 スポーツ報知

　パイレーツの桑田真澄投手（３９）が１９日、５４日ぶりに打者に対して４７球を投げた。ルーキーリーグ級の選手２人を相手にフリー打撃に登板。バットを折るなど、安打性の当たりはわずかに２本で、傘下３Ａインディアナポリスへの昇格へ大きく前進した。

　３月２６日、ブルージェイズとのオープン戦で打球を処理した際、球審と激突する悪夢を乗り越え、桑田が実戦形式の練習マウンドに立った。「長かったなぁ」感慨深げに球場入りした右腕に、球団側も最大限の敬意を表した。ロッカールームに背番号１８のユニホームを用意。ルーキーリーグの選手に１８番がおらず、マイナー用具担当のパット・ハガディー氏も粋な計らいを見せたために「栄光の１８番」が復活。「パットがパッと置いてくれたんだよ」子供のような笑顔を見せ、マウンドに上った。

　当初は４０球の予定だったが、桑田の「あと５球」の志願で４７球を披露。チェンジアップにカーブ、内角直球を駆使し、無名の選手が相手ながら空振りを奪い、腰をひかせ、バットをへし折り、猛アピールを行った。

　次回は２２日の紅白戦に登板。その後は練習試合に投げる予定で、桑田自身は「２７日ツインズ戦…そのころにはフロリダでの練習を納めたい」と話しており、最短で２８日の３Ａ合流を目指す。