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カテゴリ:健康
きょうの健康(2006/10/26放送)
活用しよう健康診断「再検査が必要と言われたら。。。」 東京医科歯科大学・奈良信雄 教授 健康診断やガン検診で再検査! 再検査と言われても必ずしも病気と限らない 病気なのか?病気でないのか?を見極めると同時に もし病気だったら早く治療することが必要なので そのためにも健康診断を生かすことが大事 健康診断の検査結果 ・異常なし ・経過観察ーー生活習慣の改善 ・要再検査ーー病気の可能性 ・要精密検査ー病気の可能性 ・要治療ーーー病気 要検査の場合 例えば検査のときに風邪を引いていたとか 検査時に体調が悪かったために検査結果に異常が出た可能性があるので もう一度同じような検査を受けて確認する 要精密検査の場合 より病気の可能性が高くなるので 同じ検査ではなくいろんな角度からもう少し検査することが行われる ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ ~症例~ Aさん自営業48歳(男性) 1日20本のタバコ・毎晩2合の晩酌・運動習慣なし 身体測定で肥満があり、お酒を飲む 脂質代謝検査と肝機能検査の結果に異常があった Aさんの場合の「脂肪肝」の可能性が高いので 再検査は 脂肪肝の超音波検査を行った 「脂肪肝」ということがわかった Bさん専業主婦56歳(女性) 喫煙なし・飲酒なし・運動習慣なし・自覚症状なし 脂質代謝検査と肝臓機能検査の結果に異常があった 人間ドックの項目にあった甲状腺の結果にも異常があった Bさんの場合の再検査は のどの超音波検査と 血液検査「自己抗体」の有無で「橋本病」と診断された ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ どんな医療機関で再検査を受けたらいいのか? 要精密検査の場合は治療を必要とする可能性があるので そういった病気を専門に扱っている病院 ちゃんと治療ができる病院などの医療機関で受けるのが良い 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ガンの精密検査 ガン検診で陽性と判定 クラスを判定 3(ガンか?) 4(ガンの疑い濃厚) 5(ガン) 3~5の場合は 再検査となる 「画像検査」ガンがある部位に焦点を合わせて画像検査 エックス検査・CT検査・MRI検査・内視鏡検査・ 最近ではペット検査などを用いて ガンがどこにあるかの検査を行う 「生検」を行う。 疑われた部位 画像で異常があると疑われた部分を 一部採取して顕微鏡で調べる ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 自治体で行われているがん検診の対象 胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・子宮がん 胃がんの精密検査⇒「内視鏡検査」「生検」 エックス検査等で胃がんが疑われた場合は 直接医師がその粘膜を見てそれがガンであるかどうか確認する ファイバースコープを胃に入れて確認する 異常がある病変が見つかったら かんしを用いて組織を取り ガンであるか検査をする ガンだった場合はどんなガンなのか生検する 肺がんの精密検査⇒「CT検査」「生検」 大腸がんの精密検査⇒「内視鏡検査」「生検」 乳がんの精密検査⇒「超音波検査」「穿刺吸引細胞診」 疑われる病変に針を刺して 注射器で吸引して細胞を取り調べる 生検は大きくとらないといけないので負担が大きいため まず穿刺吸引細胞診を行って異常があったら生検を行う ガンが見つかった場合すぐに治療が始まるので検査によっての異常は心配ない。 子宮頸がんの精密検査⇒「超音波検査」「CT検査」「生検=頸部組織診」 ガンの精密検査はどこで受けたらいいのか? ガンの場合は生死に関わる重要な病気なので ガンの診断や治療を専門に行っている医療機関が良い そのあとの治療を受けることを考えるのが大事 今日のポイントは 「再検査で病気を見極める」 健康診断にしろ がん検診にしろ それを行うことによって 今後の健康の維持する もしガンであれば早期に治療を行うことが大事 再検査といわれたら放っておかずにきちんと検査を受けることが大切 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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