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2007.06.11
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先日なにかで見かけたのだが、このブログ全盛の今日
個人的かつ私的なことをなるべくつつみ隠さず
セキララに語ったブログが評判も人気も高いらしい。
たしかにブログは思いがけない人がしっかり読んでいて
嘘や間違いがあるとどこかでつじつまが合わなくなる。
この事は充分認識しているので私も正直に書くようにしている。

日本語は難しく、単語ひとつとっても、その単語に秘める
各個人の思い入れや、解釈が個々に異なり波紋や論議の火種となりうる。
ニフティサーブの会議室(古い話ですが)でシスオペをしていた方や
掲示板のサイト管理者、あるいは大勢在籍しているような
ML(メーリングリスト)では、それなりのルールや規約が明確で
ないとやがて内部で破綻したり論争になってケンカ別れとなってしまう。
お互い顔を知らない場合はもちろん、中には顔もよく知っている長年の
間柄でもそういった事態は少なくない。

不特定多数の人が、読むような場では受け手オブジェクションでなければ
ならないというのが、私が数年来在籍しているとあるMLの管理人さんの言葉だ。
この管理人さんは本業は代々続くとある業種の当主でもあり、また複数の会社の
経営者でもある。私が将来こんなオヤジでありたいと思う見た目チョイワルの方だ。
(ちなみにこのチョイワルオヤジというのも、雑誌レオンのイメージからくる
あくまでもファッション的カッコイイチョットワルぽいイメージの意味で、決して軽犯罪を
犯すという意味ではない)

彼曰く、受け手オブジェクションでなければならない。という意味だが
オブジェクションという単語だけでもまたもや論争になるほど深い意味なので
この際、強引にここで言うオブジェクションという単語は、「受け手の感じ方」
と言ったほうがわかりやすい。

即ち、「言った側」「情報発信側」に、そんな意図はまったくなかったとしても
その「言われた側」、「受信側」でそんな風にも確かにとれる。
という状況では確かに火種となりやすいという事である。

酷い言葉として受け取った方は、すで火がついてしまえば、いかに、そういう
つもりで言ったのではなかったですよ。撤回します。ごめんなさい。と言われても容赦せず、
許せない!絶対許さない!となる。

そうすると今度は、人の揚げ足をとって謝っているのに、そこまで怒るのか!?
と収拾のつかない泥沼に堕ちてゆく。
さらに双方に見方する人が煽るので、議論は激化する。
その激化ぶりも人によってはディベートでありいいことだ。と解釈する人もいれば
くだらないケンカだと一瞥する輩も現れる。
対面している時は、表情や声のトーン、その場の互いの空気が読めるので
意見の食い違いや微妙なニュアンスも伝わるが、メールではタイプされた文字情報が
全ての判断基準となるので発信側に的確な言葉づかいや言い回しが必要になる。

だが逆に受け手の事ばかり考えて発言しようとすれば、実にソフトであたりさわりのない
発言になってしまう。
ブログにせよなんにせよ、あたりさわりのない当たり前の話ではよほどの文学性を持っているか
情緒豊かな表現力でもなければ、わざわざ読んでもつまらない。

自分の主観や意志、意見を言う一方で相手の立場も配慮する。
言葉で言うのは簡単だが、実際問題、そのさじ加減が難しい。
ええ塩梅ですな。という絶妙なところを目指す。
日本語って難しくて奥が深いですね。

と書くと日本語以外の国の方から、「じゃあ俺たちの国の言語は、簡単で奥が浅いとオマエは言えるのか?!」
と言われると不本意なので、日本語という部分を外して
言葉って難しくて奥が深いですね。に訂正しておきます。





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Last updated  2007.06.11 19:09:45
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